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              私の心にはいつもビートルズがいます。 ファンの人とは共に楽しみ、ビートルズを知らない人には興味を持ってもらえる、そんなブログを目指しています。 コメント・相互リンクはお気軽にどうぞ!

ビートルズ・・・いつも心にビートルズ
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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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ビートルズの映画を作るなら…

2018/11/29 13:30|映画TB:0CM:0
先日「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました。

1970~80年代に活躍したイギリスのバンド「QUEEN」、そのボーカル フレディ・マーキュリーの自伝的映画です。
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QUEENに興味がない人には面白くないかも知れませんが、QUEENが好き、ロックが好きな人にはとても楽しめる映画でした。

人間ドラマあり、感動のライブシーンあり。

LIVE AIDのライブがクライマックス&ラストシーンで、QUEENの絶頂(というと異論はあると思いますけど)に酔い知れることができます。

なにより過去のミュージシャンのいきいきした姿を(仮に俳優が演じてるとしても)映画の中で見れるのとても嬉しいものです。


さて、ビートルズの映画といえば2016年に「EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」が公開され、とても出来のいい作品でしたけど、ドキュメント作品だったんですよね。

ドキュメントは本人達が観れてもちろん嬉しいんですが、「ボヘミアン・ラプソディ」を観て、ドラマ仕立てのビートルズ物語が観てみたいなと思いました。

ビートルズのドラマ的映画は過去にもあるんですが、バンド全盛期の映画ってないんですよね。

「BACKBEAT」「NOWHERE BOY」は、それぞれデビュー前のスチュアート・サトクリフ、ジョンが主人公。
(どちらもDVDで入手できます)
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そして解散後のジョンとポールを描いた「TWO OF US」
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1976年4月にポールがニューヨークのジョンを訪れた日が題材という興味深い作品なんですけど、「TWO OF US」は残念ながら日本盤DVDが発売されてないんですよね(強求! 日本盤発売!)。

このようになぜか、ビートルズのドラマはでデビュー前か解散後の話なんです。

数年前に元オアシスのリアム・ギャラガーが解散時期のビートルズの映画を作ると言ってましたが、その後 進展はないようですし。


もし「ボヘミアン・ラプソディ」のようなバンド全盛期のドラマを作るとしたら、ビートルズの場合はどのあたりの時期に焦点を当てるのがいいでしょうね。

「ボヘミアン・ラプソディ」ではデビュー、人気バンドへ、フレディのソロ活動とバンドの活動停滞、LIVE AIDでの復活ライブで大円団、という綺麗な起承転結だったんですけど、ビートルズならどうでしょう?

QUEENにとってのLIVE AIDのような大円団イベントが、ビートルズにはないんですよね。

ルーフトップ・コンサートでは大円団とはいかず、特にジョージとリンゴは楽しそうじゃないし(笑)

起承転結を作るとしたら、デビュー、人気バンドへ、ツアー中止、アルバム「サージェント…」作成

あるいは、デビュー、人気バンドへ、解散の危機(ゲットバック・セッション)、アルバム「アビー・ロード」作成、ですかね。

「アビー・ロード」の最終曲、「THE END」のレコーディング。

ギターを抱えたジョン、ポール、ジョージの3人が一緒にレコーディング・ブースに入り、向き合いながら順番にギターソロを弾く。

「この演奏が終わったら、ビートルズも終わりだ」

そう感じている3人は演奏を辞められず、いつまでもいつまでもギターを弾き続ける…

こんなエンディングがいいかも知れませんね。


解散後にもCDが発売され、書籍が刊行され、映画が作られて。

解散後にも妄想して楽しませてくれる。

ファン冥利に尽きますね、本当に。
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謎と奇跡の人 ブライアン・エプスタイン 後篇

2018/09/24 13:08|その他TB:0CM:2
前篇で、ブライアン・エプスタインがビートルズのマネージャーになったことはとても不思議なことであり、その不思議がビートルズのレコードデビューという奇跡を起こした、というところまでを書きました。

ビートルズのデビューが奇跡? ビートルズほどのバンドならデビュー出来たのは当たり前で、エプスタインがいなくてもデビュー出来たでしょ。

というのが、現代の私たちの感想だと思います。

しかし1962年当時の状況を省みると、ビートルズのデビューはエプスタインが起こした奇跡、エプスタインがいなければ無かったであろう奇跡だと言わざると得ません。


エプスタインがデッカ・レコードに売り込み、1962年1月1日にオーディションを受けたが不合格→次にEMIに売り込む→ジョージ・マーティンの目に留まりデビューが決定。

ビートルズのデビューの経緯についての認識は、一般的にはこのようなものだと思います。

ビートルズを不合格にしたデッカは見る目がなかった、愚かだった、と私たちは考えています。

しかし、デッカは見る目がなかったと言えるのは、ビートルズの成功を知る今だからなのです。

デッカで不合格になった後、エプスタインはパイ、フィリップス、オリオールにもビートルズを売り込みましたが、いずれも却下されています。

デッカの判断は当時の音楽業界では極めて妥当だったわけです。

いやいや、そうは言ってもEMIはビートルズをデビューさせたじゃないか。他のレコード会社に見る目がなくて、EMIには見る目があったということじゃないの?

と思う方もおられるでしょうが、実はEMIも当初はビートルズを不合格にしているんです。それも、後にビートルズのプロデューサーとなるジョージ・マーティン自らが。


エプスタインのEMIへの最初のアプローチはデッカと同時期の1961年12月に行われ、この時に4人の責任者がデモ音源を聴いたうえで却下されたのですが、この4人のうちの1人がジョージ・マーティンなんです。

ただしこの時のデモ音源とはトニー・シェリダンのシングル「マイ・ボニー」で、バックバンドとしての演奏ではビートルズの魅力が伝わらなかったのかも知れません。
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そこで、2月にエプスタインは再度EMIを訪れ、ジョージ・マーティンに今度は1月1日のデッカ・オーディションでの演奏を聴かせます。

が、この時も却下。デッカでの演奏を聴いたジョージ・マーティンはビートルズに契約するに値する魅力を感じなかったのです。


本来ならここでビートルズのデビューはなくなってしまうところでしたが、思わぬ幸運がめぐります。

2月上旬にエプスタインがHMVを訪問した際に、デッカでの演奏を聴いたシド・コールマンという人物がビートルズを気に入ります。

そしてシド・コールマンはEMI系列の音楽出版社の責任者であり、ビートルズの楽曲の著作権を自分の出版社で扱いたいと考えて、ビートルズとの契約をEMIの専務に進言したのです。

系列出版社からの進言を断りにくかったEMIの専務は、ビートルズとの契約をジョージ・マーティンに託しました。

ビートルズの件がジョージ・マーティンに委ねられるはこれで3度目。

さらにこの案件はジョージ・マーティンが自ら進んで取り組んだことではなく、EMIから懲罰的に押し付けられたものだったのです。

というのは、ジョージ・マーティンは当時報酬のことでEMIともめており、さらに社内不倫がばれて立場が悪くなっていたのでした(あの紳士のジョージ・マーティンが不倫とは驚きですが、その後 正式に結婚しています)。


そして3度目の遭遇でジョージ・マーティンがビートルズの魅力に気づいたのかというと、これもそうではありません。

6月にジョージ・マーティンの元でセッションを行って自作曲を数曲披露したのですが、その時の印象ついてジョージ・マーティンは「そこで聴かされたすべての曲に興味が持てなかった。早急に彼ら向きの曲を見つけ出さなければならない必要性を感じた。彼らの作曲能力で売れる見込みはまったくなかった」と後年語っています。

音楽面での貢献から5番目のビートルズと呼ばれることのあるジョージ・マーティンでさえ、ビートルズの魅力に気づくのはデビューしてからなのです。


もしもビートルズがエプスタインと出会っていなければ、あるいはエプスタインの粘り強い売り込みがなければ、ビートルズはどこのレコード会社の目にもとまらず、デビュー出来ずにおそらくリバプールのローカルスターで終わっていたわけです。

ビートルズほどのバンドならエプスタインがいなくてもデビュー出来たはず、というのはビートルズの成功を知っている今だからそう思えるだけということが、おわかりいただけたでしょうか。


さてジョージ・マーティンをはじめ、どのレコード会社にもまったく評価されないビートルズでしたが、デッカのオーディションで不合格になった際に、エプスタインはデッカの担当者にこう言いました。

「ビートルズはエルヴィスよりもビッグになります」

ビートルズの歴史の中で ブライアン・エプスタインほど不思議で奇跡的な人物はいないということが、きっとおわかりいただけたでしょう。
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謎と奇跡の人 ブライアン・エプスタイン 前篇

2018/09/06 13:18|その他TB:0CM:2
私たちのほとんどはビートルズの歴史を後から振り返って追っていますので、その存在や出来事の大概を当然、必然だと思っています。

ビートルズが偉大なバンドになったのは当然だし、あれだけの実力があったんだからビートルズがロック史に登場したのは必然、という感じですね。

しかし冷静に省みると、偶然や奇跡としかいいようのないことが多いんですよね。

今回はビートルズ史上最大級の謎と奇跡である、ブライアン・エプスタインについて考えたいと思います。

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最近ビートルズ関連の本を読むことが多いのですが、どの本を読んでも明確に書かれていないことがあります。

それは「なぜブライアン・エプスタインはビートルズのマネージャーになったのか?」です。

ご存じとは思いますがおさらいしておきますと、もともとエプスタインはNEMSというイギリス北部のレコード店の経営者でした。レコードを売るのが仕事で、音楽業界の中の人ではありません。

ある日そのNEMSへ「ビートルズのレコードはありませんか?」とやってきた若者がおりまして、ビートルズってどんなバンドなんだろうと興味を持ったエプスタインはライブハウスへ演奏を観に行き、その情熱あふれるステージに魅了されて彼らのマネージャーになることを決意した、というのが定説です。

流れとしては間違いはないと思うのですが、私は以前から疑問に思っていることがありました。


まず、レコードを買いに来た若者がいたというだけで、なぜエプスタインはライブハウスに足を運ぶほど興味を持ったのか?

「○○のレコードありませんか?」という問い合わせはビートルズだけでなく他にもあったと思いますし、ビートルズだけがずば抜けて多かったわけではないと思います。

自分の店にないレコードだったから気になったのかも知れませんが、他のミュージシャンでもそんなことはありそうですし、それだけの理由でわざわざライブハウスまで足を運びませんよね、普通。

ロックが好きだったから?

いえ、エプスタインはクラシック音楽が好きで、ロックのレコードは商売として扱ってただけなんです。

地元の音楽誌の記事でビートルズという名前はおそらく知っていたと思われますが、どうしてそんなに気を引かれたのか?

当たり前のようで、実はとても不思議なことだと思います。


そしてもう一つの不思議は、どうしてビートルズのマネージャーになろうと思ったのか? です。

「その情熱あふれるステージに魅了されて」みたいなことがどの資料にも書いてありますが、そもそもエプスタインはただのレコード店経営者ですよ。業界人ではないんです。

町の本屋の店主がお気に入りの作家の秘書になりたいと、本業をなげうって押しかけるか? という話です。

マネージャーになってからのエプスタインはNEMSの経営を弟や他の従業員に任せて、ビートルズの売り込みのために奔走しました。

本業のレコード店経営を疎かにしていることを両親から注意されてもやめませんでした。

そりゃあ、あのビートルズのマネージャーならやりたいだろう、というのは私たちが後世に思うことで、エプスタインがマネージャーになった1962年当初は売れるかどうかもわからない、そもそもレコードデビューもしていないローカルな田舎のバンドの1つに過ぎなかったわけです、ビートルズは。

金儲けが目的でなかったのは、当時の状況やその後のビートルズとのかかわりをみても明らかです。

じゃあ、ビートルズの音楽に惚れ込んだ?

これもちょっと違う気がします。エプスタインは個人の好みとしてロックに興味はありませんでしたし、マネージャーになってからもビートルズの音楽については全く口を出していません。音楽のことには口を出さない約束だったというよりも、口を出すほどロックに精通していなかったのだと思います。

エプスタインのビートルズに対する熱意は、単に彼らの音楽が気に入ったからではないでしょう。

なら、エプスタインは同性愛者だったからビートルズに性的魅力を感じてた?

魅かれる気持ちはあったかも知れませんが、エプスタインはビートルズのメンバーを性的なパートナーにはしていません。自分が同性愛者であることを、むしろメンバーには隠していました(暗黙でみんなわかっていたそうで、また1963年のスペイン旅行でジョンに誘いをかけたという噂はありますが)。ですからそういうよこしまな気持ちが動機でもないでしょう。

そもそもビートルズと出会う前にエプスタインが、誰かミュージシャンのマネージャーになりたがっていたとうエピソードすら見かけないんです。なのにどうして突然マネージャーに?


エプスタインはなぜかビートルズに興味を持ち、なぜかマネージャーになりたいと強く思った。それは常人には理解しがたい不思議なことであった。

私はそう思います。

そしてその不思議が、ビートルズをデビューさせてロック史に残るバンドにするという奇跡を起こすわけです。

なぜビートルズのデビューが奇跡なのか。

長くなりましたので、続きは後編で述べたいと思います。
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185 Brian Epstein - The Beatles

2018年、今年もポールが来日公演!

2018/08/09 09:50|ポール・マッカートニーTB:0CM:7
2018年 ポールの来日公演が発表されました!
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東京公演
2018年10月31日(水) 11月1日(木)
開場 16:00 開演 18:30

名古屋公演
2018年11月8日(木)
開場 16:00 開演 18:30

おめでとう! と、ひとまず喜んでから、思ったことを書きたいと思います。


せっかく日本に来るのに2都市3公演だけ?

というのが最初に思ったことです。

2013年以降のポールの来日公演の日程を振り返ると、

2013年
11/11(月)京セラドーム ※追加公演
11/12(火)京セラドーム
11/15(金)ヤフオク!ドーム 
11/18(月)東京ドーム 
11/19(火)東京ドーム 
11/21(木)東京ドーム

2014年
5/17(土) 国立競技場 ※中止
5/18(日) 国立競技場 ※中止
5/19(月) 国立競技場 ※振替・中止  
5/21(水) 日本武道館 ※追加公演・中止
5/24(土) ヤンマースタジアム長居 ※中止

2015年
4/21(火)京セラドーム 
4/23(木)東京ドーム
4/25(土)東京ドーム
4/27(月)東京ドーム
4/28(火)日本武道館 ※追加公演

2017年
4/25(火) 日本武道館 ※追加公演
4/27(木) 東京ドーム
4/29(土) 東京ドーム
4/30(日) 東京ドーム

と、だんだん公演数が減ってるんですよね。

年齢が上がったことによる体力的なこともあると思いますが、チケットの売れ行きも少しずつ下がってるんじゃないでしょうか。

2013年は11年ぶりのサプライズ来日で、また年齢的に最後の日本公演かも知れないという気持ちからチケットを入手するのが困難だったんですけど、その後はそういうことはなくなりましたもんね。

毎年のように来日するので希少感が薄れたのもあるでしょうけど、セットリストが毎回ほとんど変わらないというのが大きな原因だと思います。観に行っても前回と同じ内容だよとなると、観たい気持ちが下がるのは当然です。

それに会場がドームばかりなのも残念ですよね。

一部の座席を除いて、ドームの座席の大半は本当にステージが遠いです。私は2013年と2015年の公演を京セラドームのスタンド席から観ましたが、ポールの姿は大げさでなく豆粒大でした。

それに加えて料金設定の不誠実さ。

2013年の公演の時からずっと、アリーナの前の方の席でもスタンドの一番遠い席でも同じS席扱いで同じ料金。もちろん希望座席の指定はできません。

さらに料金は高額で、今回のチケット代はS席 18,500円と昨年より500円アップ。2013年からは2000円値上げされています。

パフォーマンスを行うポール側も、興行を仕切る主催者側も、もっと真摯にファンのニーズを考えてほしいと切に願います。


とはいえポールの日本公演。

気にならないわけがありません。

一番気になるのは11月1日の2回目の東京公演から8日の名古屋公演までに、7日間も空いていることです。

今までの来日公演の日程をみると、公演の間は2日までしか空いてないんですよね。

おそらく追加公演を予定しているのではないでしょうか。

大阪か、福岡か、札幌か、それとも他の都市なのか。追加発表が待たれます。

チケット代10万円の武道館はもうやめてほしいですけどね(苦笑)
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ポールの新曲を聴いて思ったこと

2018/06/25 15:20|ポール・マッカートニーTB:0CM:2
9月7日にポールの5年ぶりの新作アルバムがリリースされることになり、それに先立って両A面シングル扱いの2曲が公表されました。

エジプト・ステーション デラックス/完全生産限定盤 / ポール・マッカートニー 9月7日発売

最高のロック・レジェンド ポール・マッカートニー 5年ぶりのニュー・アルバムを9月7日リリース! ザ・ビートルズ × 現代的なサウンドともいうべき強力作! ポール自身が描いた絵とタイトルを共にする「エジプト・ステーション」は、2013年にリリースされ世界のチャートを制覇したアルバム「NEW」以来、古巣とも言えるキャピトル・レコーズへの移籍後第1弾となる新曲によるフル・アルバム。

アルバムに先立ち6月21日に両A面の先行シングル「アイ・ドント・ノウ」「カム・オン・トゥ・ミー」がリリースされました。「アイ・ドント・ノウ」は美しいピアノのイントロで始まるポールにしか作れないであろう、哀愁のドラマティックなミディアム/バラード・チューン、「カム・オン・トゥ・ミー」はライヴで絶対に盛り上がるであろう、胸の高鳴るキャッチーなロック・チューン。いずれもビートルズ、ウイングスを彷彿させるポールらしさに現代的なサウンドがバランス良くミックスされており、アルバムの完成度の高さを予感させます。

アルバムのレコーディングは、LA、ロンドン、サセックスで行われ、1曲(※)を除きグレッグ・カースティン(アデル、ベック、フー・ファイターズ)がプロデュース。(※ ワンリパブリックのライアン・テダー) 「エジプト・ステーション」というタイトルの発想に正しく、アルバムの曲は独特なトラベローグ(紀行映画)のような雰囲気を持ち、アルバムの最初と最後のインストゥルメンタル「ステーションI」と「ステーションII」の間、ポールはその場所や時をとらえ、リスナーをスムーズに次の行先に運びます。


そして先行リリースのシングルがこの2曲です。




聴いた感想としてまず思ったのは、ポール老けたなあ、でした。

声がですね。

近年のライブでは確かにこんな声でしたけど、5年前のアルバム「NEW」ではここまでしわがれておらず、もっとツヤがあったんじゃないでしょうか。

もしかしたら声をわざと加工せず、ありのままの今のポールを聴かせようと思ったのかもしれませんね。


さて楽曲なんですけど、皆さんはどう感じたでしょうか?

私の感想としては、正直、これがシングル曲? でした。

「アイ・ドント・ノウ」は「美しいピアノのイントロで始まるポールにしか作れないであろう、哀愁のドラマティックなミディアム/バラード・チューン」ですかね?

そこまで情感に溢れたバラードだとは私は感じませんでした。

「カム・オン・トゥ・ミー」はライヴで絶対に盛り上がるであろう、胸の高鳴るキャッチーなロック・チューンでしょうか。

ライブで演奏すれば盛り上がるかも知れませんけど、是非ともライブで演奏してほしい曲だとは思いませんでした。

2曲ともアルバムの中の曲という趣きで、シングルカットされるほどオリジナリティがあってキャッチーな曲だとは思えないんですよね。

「これがシングルなの? ポール!」

私の心の声です。


現役の第一線のロック・ミュージシャンであることを諦めて、作品がリリースされるだけでありがたいレジェンド・ミュージシャンであることを、ポール自身が認めてしまった。

この2曲を聴いて私はそんな感想を抱いて寂しい気持ちになりました。

アルバムを全曲聴いたら違った感想を持つのかも知れないので、今決めつけることではないですけどね。

アルバムを通して聴いたら「ポール、見当違いなこと言ってごめんなさい。参りました!」とうなってしまうような、そんないい意味で期待外れなアルバムであることを願っています。
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