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Author:東京ヒルトン
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中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
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ジョージとシタールとシャンカール親娘

2008/04/03 14:34|ジョージ・ハリスンTB:0CM:8
こんなニュースを見つけました。

A. Shankar

ラビ・シャンカールの娘アヌーシュカが日本でシタール・コンサートを行なうことが発表された。
日時は6月10日、東京の紀尾井ホールにて。アヌーシュカのシタールをはじめ、ピアノやタブラなど、5人編成での演奏となる。また、アヌーシュカは6月11日に東京芸術大学で行なわれる「アジア・躍動する音たち’08 インド音楽の魅力~トーク&コンサート~ ナレシ・ソハール(「ギターンジャリ」より3つの歌)/他」にも出演する。

アヌーシャカ・シャンカール「時の記念日」に来日公演決定

ラビ・シャンカール(Ravi Shankar)はインドの世界的なシタール奏者ですが、ビートルズ・ファンにはジョージシタールの師匠としての印象が強いですよね。
George-Rshankar.jpg

ジョージシタールという楽器を初めて知ったのは1965年。映画「ヘルプ!(4人はアイドル)」の撮影中に、インド・レストランでインド人奏者が演奏しているのを見た時です。
そして撮影の合間に弾いてみて「変な音がする楽器だな」と思いながらも、その音色に惹かれて購入し、その後は独学で練習をしていたようです。
当時22歳のジョージシタールについて、「僕の中のある部分が強く揺さぶられているのがわかった。僕の知性は理解していなかったんだけど、僕の残りの部分はなぜかそれと一体化していたという感じかな。」と発言していますが、自分の上に君臨しているジョンポールに対して、何らかの形で独自の個性を出したいという野心もあったんじゃないかと私は思います。

そして1966年6月にジョージは初めてラビ・シャンカールと出会い、手ほどきを受けるために同年9月から5週間の間、ジョージはインドに滞在しました。
ジョージラビ・シャンカールからシタールの手ほどきを受けている貴重なニュース映像があります。

George Harrison's Sitar-Lesson With Ravi Shankar


しかしながら、ジョージがその後シタールにドンドンのめり込んでいったのかというと、私はそうではないと思います。
ラビ・シャンカールから手ほどきを受けてからシタールを披露したビートルズ・ソングは、実は「Across The Universe」の1曲だけしかないのです。
アルバム「RUBBER SOUL」の「ノルウェーの森(Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」のシタールも、アルバム「REVOLVER」の「ラブ・ユー・トゥー(Love You To)」のシタールも、どちらもラビ・シャンカールに出会う前の独学での演奏です。
また、アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band)」の「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー(Within You Without You)」とシングル「Lady Madonna」のB面の「ジ・インナー・ライト(The Inner Light)」の演奏は、プロのインド楽器演奏家の演奏です。
インド音楽と西洋のロックとは、やはり本来の曲調が合わないのではないでしょうかね。
ビートルズ解散後、ジョージがソロになってから自分の作品にどんどんシタールを取り入れたということもありませんし。

だからといってジョージとラビ・シャンカールの交流が一時的なものだったかといえば、決してそうではなかったようで、1971年のバングラデシュ難民救済コンサートは彼がジョージに働きかけたことがきっかけで開催されましたし、1974年のジョージの北米ツアーはジョージとラビ・シャンカールの連名で行うなど、単なる楽器演奏の師匠と弟子の関係ではなく、思想面などでも共感するところが多い2人だったようです。
George-Rshankar US Tour

そして2002年11月のコンサート・フォー・ジョージにも、ラビ・シャンカールは今回来日する娘さんのアヌーシュカ・シャンカールと参加しています。
ちなみにラビ・シャンカールは1920年生れですから今年で88歳ですが、まだご健在のようです。
それではコンサート・フォー・ジョージでの、アヌーシュカ・シャンカールの演奏をご紹介します。
この度の来日でもこんな演奏を聴かせてくれるんでしょうね。
残念ながら私は行けませんが。

Anoushka Shankar – in Concert for George (2002)


なお、今回の記事を書くにあたって初めて知ったんですが、ジャズ・シンガーのノラ・ジョーンズ(Norah Jones)は、ラビ・シャンカールの娘さんなんですね!
最近の音楽事情に疎い私は、全く知りませんでした・・・
そう言われれば、顔が結構インド人っぽい(*^_^*)
ノラ・ジョーンズ

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コメント
ラビ・シャンカールさんのことを知ったのは最近です。
ジョージも言い方悪いですけど、ぶっ飛んだところありますからね(笑)インド音楽に目覚めるとは!
解散間近のポールVSジョージの口論のシーンもすごいですし、負けてられるかぁ!!みたいな・・・。
負けず嫌いなところが出てきたんでしょうね~。ボクもあの二人に負けない曲を作るぜ!ッて感じで。
それで、解散直後のアルバムが3枚組に?
ハチ #-|2008/04/03(木) 16:29 [ 編集 ]
ジョージのインドへの傾倒は音楽よりも宗教・思想面がより顕著で、音楽はそれほどでもなかったと思いますね。
音楽については、新しい方向はこれだ! と思いこんでやってみたけど、突き進むまではハマらなかったんだと思います。

>解散直後のアルバムが3枚組

ビートルズ時代に抑圧されていた反動だと思います、はい。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/04/03(木) 17:08 [ 編集 ]
Norah Jonesはラビ・シャンカールの娘さんなんですね~。
ちょと驚きです。今回ご紹介いただくまで、ラビ・シャンカールさんは知りませんでしたが。
そういえば、ジョージのシタールについては、ジョンはあまり良い印象を持っていなかったようなコメントを以前見たように思います。
アヌーシュカ・シャンカールの演奏は、興味深いですね。でも東京ヒルトンサンがおっしゃるように、ロックとは相性が良いとは言えない気がします。
ポッキー #-|2008/04/04(金) 12:25 [ 編集 ]
この二人、本当に美しい女性ですね。
「Concert For George」での、ジェフリンとの「The Inner Light」の演奏を初めて見たとき、なぜか涙が止まりませんでした。

ところでラビィシャンカールの歳にしてはかなり若い娘さんだと思うんですが・・・インド人は凄い!
ダン・コレステ #gl6GBHVo|2008/04/04(金) 13:41 [ 編集 ]
インド音楽にはしり過ぎることについては、ジョンはあまり感心してなかったかも知れませんね。
「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のように、ジョンはインド音楽の要素をうまくロックに取り入れつつもロックのままでやってますから、ジョージみたいにモロなのはよく思ってなかったかも知れません。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/04/04(金) 15:01 [ 編集 ]
インドの人って顔立ちが端整で、神秘的な人が多いですね。
女性は特に(笑)
ノラ・ジョーンズはラビ・シャンカールが59歳頃、アヌーシャカは62歳頃の子供のようですね。
おまけに母親が違う。
凄いですね!
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/04/04(金) 15:05 [ 編集 ]
冒頭のラビ・シャンカールさんの演奏は正直言うと早送りしたかったものです。
でも、映画館で見ているときはそうもいかずにトイレなどに行ったりなどしていました(土下座)
ノラ・ジョーンズさんのことは少し前から知っていました。彼女のことを知ってからどういうわけか、お父さんの演奏も苦ではなくなりました(不思議)
東京ヒルトンさんとは逆にアヌーシュカさんのことは知りませんでした。
ノラに負けず劣らずステキな女性ですね^^/

ストーンズのブライアン・ジョーンズもシタールを弾いていましたね。
もう少し生きていてくれたら何か名曲を作ってくれていたかなあ?
オンデン1970 #/5lgbLzc|2008/04/04(金) 15:33 [ 編集 ]
私もバングラデッシュのDVDや北米ツアーの海賊盤では飛ばしてしまいます、シタールの演奏(笑)
最初からインド音楽を聴きたいと思って聴くならいいでしょうが、ジョージの曲を聴こうと思ってラビ・シャンカールは辛いです。

ブライアン・ジョーンズの方がジョージよりシタールを演奏したのは早いんじゃないですかね。
ブライアン・ジョーンズが健在なら、私はもう少しストーンズが好きになったかも知れません。音楽的に。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/04/04(金) 16:28 [ 編集 ]
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