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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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アルバム・タイトル「Revolver」考

2008/01/19 17:54|RevolverTB:0CM:18
GORICOさんがビートルズのアルバム・タイトルについてのエントリーを書かれていましたので、私ものっかりたいと思います。
晴れ、ときどきBeatles

もしも私がアルバムを出すことになったら、ジャケットはどんなデザインにしようか、タイトルはどうしようかなど、とても考えると思います。でもビートルズのアルバム・タイトルには、意外に凝ったものが少ないのです。
デビューから解散までのアルバム・タイトルを、順にみてみましょう。

① Please Please Me(曲のタイトルそのまま)
② With The Beatles(ビートルズと一緒に)
③ A Hard Day's Night(曲・映画のタイトルそのまま)
④ Beatles For Sale(ビートルズ売出し中)
⑤ HELP!(曲・映画のタイトルそのまま)
⑥ Rubber Soul(これは凝ってます)
Revolver(これも凝ってます)
⑧ Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band(アルバムのアイデアは凝っているが、タイトルは曲のタイトルそのまま)
⑨ The Beatles(バンド名そのまま)
⑩ Yellow Submarine(曲・映画のタイトルそのまま)
⑪ Abbey Road(スタジオのある通りの名前そのまま)
⑫ Let It Be(曲・映画のタイトルそのまま)

と、タイトルはあっさりと曲名から取っているものが多いのです。

その中で特別に考えてつけられたと思われるアルバム・タイトルは「Rubber Soul」と「Revolver」の2つです。

まず「Rubber Soul」です。
rubber soul

Rubber Soul」についてはGORICOさんの記事がとてもまとまっていますので、そのまま引用させていただきますm(_ _)m

ラバーソウル(rubber sole)というのはゴム底の靴のこと。
同じ音の「soul」はご存じ「魂」の意味ですが
このアルバムが出た当時の流行音楽「ソウル」でもある。

ポールの話によると、
あるブルース奏者がミック・ジャガーの音楽を
「悪くないが、プラスティック・ソウルだな」と言ったのを小耳に挟んだらしい。

プラスティックには「合成の」「インチキの」という意味がある。

そこでビートルズの面々は
「だったら俺たちもインチキ・ソウルで行こうぜ!」
ということになり、
プラスティックよりやわな「rubber(ゴム)」のソウルをタイトルにしたんだそうだ。


なるほど、納得ですね~。
自分たちの音楽をインチキ・ソウルと自らジョークにして笑い飛ばせるほど、当時の彼らはすでに自分たちの音楽のオリジナルティに自信を持っていたんでしょうね。

続いて「Revolver」です。
revolver.jpg

またまたGORICOさんの記事を引用させていただきますm(_ _)m

これは日本公演のとき警備のスゴさにぶったまげたポールが、警官隊の回転式拳銃(リボルバー)を見て思いついたタイトルだと言われてます。

最初「アブラカダブラ」というタイトルにしようと考えたそうだが
同名のレコードがあったためボツになったとか。


これはファンの間では知られたエピソードなんですが、ここで多くの人が感じる疑問があります。

ポールが拳銃をみて思いついたとして、で、なんでリボルバーにしたの?」

ということなのです。
つまり「Revolver」にどんな意味が込められているかということです。

単に警備の人を見て頭に浮かんだだけなら、他の言葉でもよかったはずです。
Police(警官)」「Uniform(制服)」「Club(こん棒)」などなど。
その中で「回転式拳銃(Revolver」が選ばれた、その意味とは一体なんだったんでしょうか?

引用させていただいているGORICOさんも同じ疑問を感じておられたようで、GORICOさんはこのように推理されています。

それでも、どうして「リボルバー」なのか
実はずっと不思議に思ってました。

ご存じの人も多いでしょうけど
ビートルズはこの年から一切のコンサート活動を停止します。

もしかしたらこのアルバムを出すことで、ビートルマニア騒ぎに終止符を打つための引きがねを引いたつもりだったんじゃないだろうか。

「アブラカダブラ」という呪文は古代メソポタミアの言語で
「disappear like this word(この言葉のようにいなくなれ)」を意味するんだって。

そう考えてくると
「リボルバー」というポールの提案にほかのメンバーが賛成したのもうなずける気がしませんか。


メンバーが辟易していたビートルマニア騒ぎに「アブラカダブラ」を引っかけての推理で、うなずけるものがありますね。
目からコンタクトレンズがぼろぼろ落ちました(笑)

ところが私は違う推理をしています。
私の推理はアルバムの内容に重きを置いたものです。

ビートルズのアルバムをリアルタイムに年代順に体験していない私のような人間にとっても「Revolver」は斬新さを感じるアルバムですが、当時リアルタイムに聴いた人の耳にはその何倍も斬新に響いたはずです。
だってそれまでのビートルズはポップなラブソングを歌っていたんですよ。
前作の「Rubber Soul」はポップな上に、アコースティックな雰囲気だったんです。

ところが「Revolver」の1曲目の「Taxman」は、税金の高さを皮肉った歌。耳をつんざくようなギターの音。パンチのきいたベース。

2曲目の「Eleanor Rigby」は管弦楽をバックに、孤独な人の生きざまを歌う。

3曲目の「I’m Only Sleeping」はたら~ん、たら~んとだるい演奏で眠い眠いと歌い、ギターも逆回しできゅ~ん、きゅるる~んという感じ。

4曲目の「Love You To」はラブソングなんですが、インド風のメロディーで演奏もインド楽器

5曲目の「Here, There and Everywhere」で、やっといつものビートルズ、という感じでしょうか。

次々に放たれる曲の1つ1つに、初めて聴いた当時の人たちは頭をぶち抜かれたんじゃないかと思います。
そうです。だから拳銃だと思うのです。
リボルバー

ただし、ただの拳銃ではありません。
Revolver」は1曲1曲の個性がバラバラでありながら、全体としてはまとまりを持ったアルバムです。「The Beatles(White Album)」のように散漫ではありません。
共通の軸を中心に1曲1曲が同心円上に並んでおり、レコードに針を落としてレコード盤が回り出すと、それらの曲達が小気味よく順に放たれていく。放たれた曲が弾丸となって、聴いている人の頭を打ち抜く。
だから「回転式拳銃(Revolver)」なのではないかと思うのです。

そしてこのバラバラの弾丸を見事に回転式弾倉に並べて収めてみせたのが、プロデューサーであるジョージ・マーティンの凄さだと、アルバムを聴くたびにあらためて思います。
回転式弾倉

以上のことは単なる私の推理に過ぎないんですが、アルバム・タイトル1つだけで、これだけ想像させて楽しませてくれるビートルズ。
ファンになって幸せだなーと思います(*^_^*)

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