5月21日(英国時間)、The Sun 主催のコンテスト「Who's Greatest Living Briton? (存命中の偉大な英国人は誰?)」の最終結果が発表され、ポール・マッカートニー、マーガレット・サッチャー、ジュリー・アンドリュース、ロビー・ウィリアムスら並み居る強豪を見事破ってエリザベス女王(The Queen)が英国一の偉人に選ばれた。コンテスト各部門の受賞者は以下のとおり。
Greatest Britons 2007 Greatest Living Briton - The Queen Fashion - Giles Deacon Film - Helen Mirren Business - Innocent Drinks: Richard Reed, Jon Wright, Adam Balon Sport - Sir Ranulph Fiennes Campaigner - Duncan Goose of Global Ethics Ltd TV - Ricky Gervais The Arts - Banksy Music - Amy Winehouse Global Achievement Award - David Beckham
「そういえば僕の中で一つ謎があって、ポールの「Band On the Run」の2つ目のヴァースで最後の「If we ever get out of here」のコーラスがジョンに思えてならないんですけど・・・ 当時のジョンのインタビューでも73年当時にポールのアルバムのコーラスを少し手伝ったっていうことを言っているらしいですし。 知り合いにはデニー・レインだと一蹴されましたけど。」
ええっΣ( ̄ロ ̄lll)、そんな話は初めて聞きました!!
で、早速ポール(正確にはポール・マッカートニー&ウイングス)の「Band On The Run」を聴きなおしてみました。 問題の「If we ever get out of here」は、YouTubeで2分02秒からのワン・フレーズです。
念のため説明しておきますと、デニー・レインとはポール・マッカートニー&ウイングスのギターリストで、「Band On The Run」が収録された同名アルバムのレコーディングはポールと妻・リンダと、デニー・レインの3人で行われました。
ところでデニー・レインの声をパッと思い出せる人は少ないんじゃないでしょうか。 私も思い出せませんでした(^ ^; では、YouTubeで聴いてみましょう。 デニー・レインが2007年に「Band On The Run」を歌っている動画もあるんですが、アルバム録音当時に近い時期の方が参考になると思いますので、1976年のウイングスのアメリカ講演でのデニー・レインの歌声を聴いてみましょう。
Paul McCartney & Wings - Spirits Of Ancient Egypt
ブルージーな渋い声なんですが、「If we ever get out of here」のザラザラした感じの声とは違うような気がしますね。
1973年にジョンはアメリカから出国していませんし、ポールもアメリカには入国していませんが、ポールがロス・アンジェルスのジョンの元へレコーディングを終えたばかりの「Band On The Run」のマスター・テープを送り、ジョンがそのテープにコーラスを入れて送り返す、なんてことも可能だったということです!!
こんな驚きの事実が今まで秘密のままであったなんて考えにくいですし、おそらく「Band On The Run」のコーラスの声はジョンではないと思ってはいますが、おそらくジョンではないとは思いながら、もしかしたら、もしかしたら・・・と思うエピソードが2つあります。
まず、それまでポールのソロ・アルバムを酷評していたジョンが、アルバム「Band On The Run」では一転して絶賛しているんですよ。 ポールと仲直りして、自分もちょっとかかわったから?
6月1日22時50分(日本時間6月2日6時50分)、ポールがメイン・アクトして出演したリバプール「Liverpool Sound」が終演。リバプールはポールのステージに酔いしれた。 最初にステージでポールを紹介ししたのはイギリスの有名コメディアン、ピーター・ケイで、ポールは登場するやいなやビートルズがデビュー前からレパートリーにしていた‘Hippy Hippy Shake’でスタート! そして、‘Band On The Run’ではカバー・バージョンも発表していたフー・ファイターズのデイブ・グロールがギターで共演、続いての‘Back In The U.S.S.R.’ではニルバーナ時代を彷彿とさせるドラムをグロールが披露、ポール・バンドのドラマー、エイブとの豪華なツイン・ドラムとなった。ジョージのトリビュート‘Something’もおなじみのジョージのウクレレで演奏、さらには予定になかったジョンのトリビュート・メドレー‘A Day In The Life〜Give Peace A Chance’も披露。客席にはもちろんヨーコの姿も。ラストの‘I Saw Her Standing There’では再びグロールが参加し、大盛り上がりとなった。
曲目リスト 1. Hippy Hippy Shake 2. Jet 3. Drive My Car 4. Flaming Pie 5. Got to Get You Into My Life 6. Let Me Roll It 7. My Love 8. C Moon 9. The Long and Winding Road 10. Dance Tonight 11. Blackbird 12. Calico Skies 13. In Liverpool 14. I’ll Forrow The Sun 15. Eleanor Rigby 16. Something 17. Penny Lane 18. Band on the Run 19. Back in the U.S.S.R. 20. Live and Let Die 21. Let It Be 22. Hey Jude 23. Yesterday 24. A Day in the Life〜Give Peace A Chance 25. Lady Madonna 26. I Saw Her Standing There
さて、ネットの記事などをみると、コンサートのオープニングがロックのスタンダード・ナンバーである「Hippy Hippy Shake」のカバーだったことも話題のようですが、最も話題になっているのが「A Day in the Life」を演奏したことのようです。 ご存知のとおり「A Day in the Life」は、アルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」のラスト・ナンバーですね。
Paul McCartney - A Day in the Life〜Give Peace A Chance
1966年にビートルズがコンサート活動をやめた理由には、ツアーが精神的にも肉体的にもきつい、演奏をまともに聴いてもらえなくてモチベーションが保てない、などの他、曲作りが複雑になってコンサートの演奏で再現できなくなった、ということもあったようです。コンサートで演奏できない代表のような「A Day in the Life」が今回のコンサートで演奏されたことに、とても感慨深いものを感じました。 ビートルズが今も続いていたら、あんな曲やこんな曲もコンサートでやってくれたんじゃないだろうかと。
今回ポールが「A Day in the Life」のジョンのパートを歌っていますが、ポールがコンサートでジョンの曲を歌うのは、これが初めてではありません。 18年前の1990年、やはりリバプールでのコンサートで、ポールはメドレーで「Strawberry Fields Forever〜Help!〜Give Peace A Chance」を歌っています。 ジョンへの追悼を捧げるというのは、故郷リバプールでのコンサートだけのスペシャルなのかも知れませんね。
Paul McCartney - Strawberry Fields Forever〜Help!〜Give Peace A Chance
この時もジョンのソロ・ナンバーである「Give Peace A Chance」を歌っています。 数あるジョンのソロ・ナンバーの中でどうして「Give Peace A Chance」を選んだんだろうと思っていましたが、きっと版権の問題が絡んでいるんでしょうね。 「Give Peace A Chance」のクレジットはLennon-McCartneyで、法的にはポールの共作ですから。
ところで、「A Day in the Life」でポールが歌うジョンのパートを聴いていて、私はふと思いました。 もう一度、ジョンとポールのハーモニーは聴けないものでしょうか? ジョンとポールとジョージ、3人のハーモニーは聴けないものでしょうか?