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              私の心にはいつもビートルズがいます。 ファンの人とは共に楽しみ、ビートルズを知らない人には興味を持ってもらえる、そんなブログを目指しています。 コメント・相互リンクはお気軽にどうぞ!

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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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謎のドラマーを探せ!

2008/06/02 16:12|Anthology 1TB:0CM:8
前回のエントリーでアルバム「BETLES FOR SALE」のレコーディングについて、

>レコーディングが始まったのがアメリカ・ツアー前の8月11日

と書きました。
アルバムとしてのレコーディングの初日は1964年8月11日で間違いないのですが、実はその日よりも早い時期にレコーディングが行われた曲が、アルバム収録曲のうち1曲だけあります。
その曲とは、アルバムのオープニング・ナンバー「No Reply」です。

No Reply – The Beatles


私の大好きな1曲なんですが、この曲のみ初めてのレコーディングが同年6月3日にされています。
ただしこの日のレコーディングはアルバム制作のためではなく、デモ・テープの作成のためでした。

もともと「No Reply」はアルバムのための新曲ではなく、トミー・クイックリー(Tommy Quickly)という歌手のためにジョンが作った曲だったのです。結局トミー・クイックリーによる「No Reply」は発売されず、ビートルズのアルバムのオープニング・ナンバーになったのですが、このあたりの事情は私も知りません。
ただ、そのためのデモ・テープの作成が6月3日に行われたということです。

デモなのでこの日の演奏が「BEATLES FOR SALE」に収録されたわけではありませんが、この音源は今ではアルバム「Anthology 1」で聴くことができます。

No Reply (Demo) – The Beatles


さて、この日のレコーディングには少し面白い裏事情があります。

翌日の6月4日に初めての世界ツアーに旅立ったビートルズなんですが、6月3日にリンゴが扁桃腺炎で入院してしまうというハプニングが起こったのです。
リンゴが翌日からのツアーに同行することが不可能となったため、プロデューサーのジョージ・マーティンリンゴの代役ドラマーとしてジミー・二コル(Jimmy Nicol)を急きょ呼び寄せ、6月3日にツアーのために6曲のリハーサルを行いました。
たった6曲のリハーサルでOKを出したところに、いかに緊急事態だったかがうかがえますね。

そしてこのリハーサルの後に先ほどの「No Reply」のセッションが行われているのですが、このセッションが行われたのはジミー・二コルが帰宅した後なのです。
ジミー・二コルはツアーのための代役なので、新曲のセッションには参加していないんですね。
jimmy nicol

ここに1つのミステリーが生まれます。
リンゴは扁桃腺炎で休んでいる。ジミー・二コルは帰宅。
その後に録音された「No Reply」のデモ。
さて、このドラムを叩いているのはいったい誰なのでしょう?

ここからは私の推測ですが、まず外部からのセッション・ドラマーではないと思います。
デモの音源を聴く限り、ジョンポールもとてもリラックスしてふざけながら演奏していますよね。
外部ミュージシャンが入っていたら、あんなにリラックスして演奏できないと思います。
それにこのデモは途中で演奏をやめてしまうんですが、演奏が終わる時にドラムもあっさり叩くのをやめています。
外部の人間だとビートルズに遠慮して、途中で演奏をやめる時ももう少し様子をうかがいながらやめるんじゃないでしょうか。

外部からのドラマーの参加がないとすると、選択肢は限られます。
ジョージ・マーティンはピアノは弾きますが、ドラムは叩けません。
ジョンは歌いながらギターをジャカジャカ弾いています。

Fab4の中でリンゴ以外にドラムが叩ける人物・・・そう、ポールしかいません
おそらくこのデモのドラムはポールが叩いているのだと思います。

じゃあ、このデモのベース・ギターは誰? となるのですが、このデモ・セッションに限ってはジョージがベースを弾いているのではないでしょうか。

ポールは1968年の「White Album」のレコーディングでは実際にドラムをばんばん叩いているのですから、1964年当時にデモ・セッションで叩くくらいの腕前があってもおかしくありません。
ジョージがベース・ギターを弾けるのかという疑問もありますが、ギターリストは簡単なベースのフレーズなら大抵弾けるものです。
少なくともジョージがドラムを叩くよりはベースを弾く方が現実的でしょう。
そこで、デモ音源をよく聴いてみてください。
ベース・ラインは単調でお世辞にもうまいとは言えず、ポールが弾いているとは思えません(ジョージなら納得)。
また、このデモ音源ではギターは1人しか弾いていないようです。

ジョン=ボーカル、ギター
ポール=コーラス、ドラム
ジョージ=ベース


これがこのデモ・セッションの担当で、おそらくいつもと違う役割分担がおかしくて、ジョンとポールは笑ったりふざけたりしているんじゃないでしょうか。

ポールやリンゴジョージ・マーティンにその日のことを尋ねればわかるのかも知れませんが、みんな覚えてないでしょうね。
何しろ44年前のある一日のほんのひと時のことですし、この日の数時間がミステリーとして後世に伝わるなんて、彼ら自身が想像もしてなかったでしょうからね。

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