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              私の心にはいつもビートルズがいます。 ファンの人とは共に楽しみ、ビートルズを知らない人には興味を持ってもらえる、そんなブログを目指しています。 コメント・相互リンクはお気軽にどうぞ!

ビートルズ・・・いつも心にビートルズ
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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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ビートルズの息子達で新バンド結成!?

2012/05/11 08:35|その他TB:0CM:2
Fab4のジュニア達による新バンド結成の話があるとか。


ザ・ビートルズの息子たち、バンド結成に乗り気

ポール・マッカートニーの息子ジェイムスが、ほかのザ・ビートルズのメンバーの子供たちと“次世代ビートルズ”を結成してみたいと語った。

BBCのインタビューで、ジョン・レノンの息子ショーン、ジョージ・ハリソンの息子ダーニ、リンゴ・スターの息子ザック・スターキーと“ザ・ビートルズ - ネクスト・ジェネレーション”を結成することについてどう思うかと問われたジェイムスはこう答えた。

「ザックのやりたいこととは思えないな。多分、ジェイソン(リンゴの息子)はやりたいんじゃないかな。僕は乗り気だよ。ショーンもそうだと思う。ダーニもね」

話に上がったこともあり、ジェイムスは「自然な感じで実現してくれればいいと思っている」そうだ。

2011年秋、父ポールがプロデュースしたアルバム『The Complete EP Collection』をリリースしたジェイムスは火曜日(4月3日)、ザ・ビートルズの聖地リバプールのキャバーン・クラブでプレイした。

ショーンジェームズダニーザック


ポールの息子のジェームズが希望を口にしたレベルなんですけど、それだけでニュースなるところがさすがビートルズといったところでしょうか。


やりたければどうぞ、といった感じです。私の感想は。

肯定的な気持ちもないかわりに、否定的な気持ちもありません。

基本的にビートルズとは別物ですからね。


思うのは、今どうしてこのメンバーでバンド結成なんだろうということです。

失礼だけど、みんなデビューしたはいいけど大して成功してないので、こういう話題作りに走りたくなるんじゃないかといぶかってしまいます。

「僕は商業的な成功なんて目指してない!」

とかショーンならいいそうですけど(笑)

ロック音楽としての成功と商業的な成功を両立させたからビートルズは凄いんですよね。


ところでジョンの息子なら、ショーンじゃなくてジュリアンじゃないですかね。

音楽の方向性が他のメンバーと合うのは。

ショーンはかなり違う気がしますよ。

まあジュニア同士の交流があるのかないのか、知りませんけども。


そしてこのニュースを読んで感じたのは、

今はもうビートルズの息子というだけでは商売にならない

ということです。


1980年代にリアルタイムにロックに親しんでいた方なら、ジュリアン・レノンのデビューの時の喧騒をよく覚えていると思います。

いきなりロックの表舞台に登場しましたからね。

本人としては“引っ張り出された”感覚だったかも知れませんけど。

元ビートルズの息子がデビューするだけでもう世界的なビッグニュースでしたし、デビュー曲はラジオ・テレビでヘビーローテーション状態でした。

ジョンの息子だからその扱いも当然だろうと当時は思ってましたが、今ではポールの息子がデビューしてもマイナーの域を出ないわけです。


ビートルズは遠くなりにけり、ということを実感するジュニア達のニュースでした『人気ブログランキング』へ

8曲の未発表曲を含む幻のアルバム「RED」解禁・・・!?

2011/11/15 13:27|その他TB:0CM:10
RED

ビートルズ、ロック史上最も無名な未発表アルバムが遂に公式発売!

•『RED(レッド)』通常盤 (1CD TOCP-80111)
•『RED(レッド)・デラックス・エディション』BOXセット(2CD+5.1chミックス収録DVD Audio TOCP-80112-3)
※アナログ盤LP、デジタル・アルバム、iTunes LPフォーマット他の詳細については近日中に発表予定
 2012年1月11日世界同時発売

アルバム「Red」収録曲

1.ペニー・レイン(Penny Lane) / Lennon-McCartney
2.ヘロイン・ベイビー(Heroin Baby) / Harrison
3.ブラッディ・マリー(Bloody Mary) / Lennon-McCartney
4.キック・イン・コート(Kick in,Court) / Lennon-McCartney
5.サーフィン・ユナイテッド・キングダム(Surfin United Kingdom) / Zappa
6.クイーン・オブ・ナイト(Queen Of Night) / Lennon-McCartney
7.アット・オール・イン・ザ・ジョン(At All In The John) / Starkey
8.オールウェイズ(Always) / Lennon-McCartney
9.キングズ・ラバー・マイケル(King's Lover Mikkel) / Lennon-McCartney
10.ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(Strawberry Fields Forever) / Lennon-McCartney

海外プレスリリース

「ロックンロールの歴史上最も愉快な未発表アルバムだ。」 ポール・マッカートニー

「ここ数年、ビートルズが音楽市場で再びその存在感を強めている。でもこれが決定打になる。不思議なことに、これ以上の新しい未知の音源は出てこないでほしいとさえ思っているよ。」(ジャイルズ・マーティン)

「ビートルズがやって来る。この凄まじい若者たちが世に出ることは本当に奇跡だ。我々は再びこの目と耳で体感した伝説を呼び起こすことができるんだ。グループの解散、そしてジョンとジョージの死後初めての歴史と言っていい。」(ジョージ・マーティン)

「これは正に一からの新作、僕たちの新たな体験だ。ショーケースに飾られた記念品じゃない。僕としては、若いロックファンにも聞いてもらいたいな。それこそ、レディオヘッドやカサビアンと並べられるほど、フレッシュでクールな体験さ!」(ポール・マッカートニー)

「僕を含め、関わった者すべてにとってそれはとてもエキサイティングな日々だった。ジョンやジョージも驚いてるのが僕にはわかるんだ。皆も心から楽んでほしい。ただちょっと憂鬱なことが一つ。今日の話をいったい誰が信じてくれるんだ?」(リンゴ・スター)
(ロンドン・アビイ・ロード・スタジオ発 - 2011年10月11日)

ビートルズ「RED」公式サイト「RED」







種明かししますと、このニュースはガセネタなんです・・・残念ながら(^^ゞ

しかしよくできたデマですよね~。

サイトまでしっかり作ってあり、ポールやリンゴたちのもっともらしいコメントまで。

ちゃんと英語バージョンもありまして、こちらが原本なんだと思います⇒「RED」

誰が何のためにこんなサイトを作ったのか、今のところ不明なんですが。

ただのファンがジョークとして作ったのか?

あるいは「RED」ではないけれど、ビートルズ関連のビッグなリリースが2012年1月11日にあるのか?


後者だったらうれしいんですけど、やっぱりただのジョークなんでしょうね(^^:『人気ブログランキング』へ

ロックは終わってしまうのか?

2011/01/20 14:09|その他TB:0CM:4
直接ビートルズに関するものではないんですが、気になったニュースがありましたので、今回は特別編ということで。


ポール、興行成績トップ10入り

2010年12月29日、興行業界誌ポールスターが発表した年間チャートの中で、ポールは、北米と世界の両方での、年間で最も売上の多いコンサート・アクトのトップ10のにランク・インした。ポールは世界で総額 9,300万ドルで8位、北米で6,100万ドルで6位に入った。
ボン・ジョビが両チャートで1位で、世界総額2億110万ドル、北米で1億820万ドルだった。

北米で最も売上の多かったアーティストのトップ10:ボン・ジョビ、ロジャー・ウォーターズ、デイブ・マシューズ・バンド、マイケル・バブル、イーグルス、ポール・マッカートニー、レディー・ガガ、キャロル・キングとジェームス・テイラー、ブラック・アイド・ピーズ、ジョン・メイヤー。
世界で最も売上の多かったアーティストのトップ10:ボン・ジョビ、AC/DC、U2、レディー・ガガ、メタリカ、マイケル・バブル、ウォーキング・ウィズ・ダイナソーズ、ポール・マッカートニー、イーグルス、ロジャー・ウォーターズ。

ちなみに、ビートルズのコピー・バンド「レイン:ア・トリビュート・トゥ・ザ・ビートルズ」は、1,820万ドルで北米39位にランク・イン。北米ランキングには、その他に、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ(4,460万ドルで13位)、エルトン・ジョンとビリー・ジョエル(2,170万ドルで32位)、エルトン・ジョン(2.150万ドルで33位)、エリック・クラプトン(2,040万ドルで34位)が含まれた。


この記事の中の“ポール”はもちろんポール・マッカートニーなんですが、気になったのはトップ10の顔ぶれです。


ボン・ジョビ:1984年デビュー。キャリア27年。

ロジャー・ウォーターズ:元ピンク・フロイド。1943年生まれの67歳。

デイブ・マシューズ・バンド:1991年結成。キャリア20年。

マイケル・バブル:全く知らないんですが、ググって見ると「ハッピー・ブロンド」という2001年の映画ばかりがヒットしますので、純粋なミュージシャンではないようです。

イーグルス:1971年デビュー。解散、再結成を経てデビューから40年。

ポール・マッカートニー:もちろん元ビートルズのポール。68歳。

レディー・ガガ:2008年デビュー。奇抜なファッションや言動が話題の女性シンガー。

キャロル・キング:1958年デビュー。ポールと同じ68歳。

ジェームス・テイラー:1968年デビュー。62歳。

ブラック・アイド・ピーズ:1995年デビューのヒップホップ・グループ。

ジョン・メイヤー:2001年デビューのシンガーソングライター。

AC/DC:1973年結成。キャリア38年。

U2:1980年デビュー。キャリア31年。

メタリカ:1981年結成。キャリア30年。

ウォーキング・ウィズ・ダイナソーズ:これはCGで描かれた恐竜のドキュメンタリーのようです。


いかがでしょう。

ほとんどがロックのオールド・ネームです。

オールド・ネームが尊敬されていつまでも敬意を払われるのは、基本的にはいいことだと思います。

今から10数年前のインタビューなんですが、サザンオールスターズの桑田圭祐さんが、

「アメリカは今でもボブ・ディランがステージに出たら、おおーっとなる。10年以上ヒット曲がなくても尊敬されてる。でも日本は違う。ヒット曲がなくなれば、あいつ落ち目だな、もう終わりだなって言われてしまう。だから自分は第一線でヒット曲を出すことにこだわるんだ」

みたいなことを言ってまして、それを読んだ時には共感したものです。

ちなみにサザンオールスターズが活動休止した時には、桑田さんはこの第一線へのこだわりに疲れたんじゃないかと私は思いました。


突然ですが、そもそもロックって何なんでしょうか。

今から20年以上前ですが(古い話ばかりですみません)、忌野清志郎さんのタイマーズというバンドが原子力発電に反対する歌を出したらレコード会社から発売禁止になった事件がありまして、その時に音楽評論家の渋谷陽一さんがこんなことを言ってたんですよ。

「今さらロックが不良の歌なわけがない。社会に反抗する歌でもない。じゃあ、現代のロックとは何なのか。それは自分と社会の“ズレ”を表現する歌ではないか。別に大人をぶっとばそうとか、社会をひっくり返そうとか、そんなことは考えてないけど、でも今のこの世の中ちょっとおかしいんじゃないかと感じる、そんな心の“ズレ”を歌うのが現代のロックなんじゃないか」

この発言にも当時とても納得したものでした。

当時は私も若者でしたからね(笑)


でも今回のチャートをみる限りでは、もうロックは若者の音楽ではなく、中高年の音楽です。

ロックはもう若者と社会との“ズレ”を表現したものではなく、中高年の生きる指針というか、今は中高年の心のより所になってるように感じます。

もちろん若い世代のロックは今もたくさんあるのでしょうが、市場として中高年のロックに及ばないようです。

でも中高年のロックはこの先、中高年と共にフェードアウトしていくかも知れません。


ビートルズが好きでビートルズのブログを書いている私が言うのもなんですが、その時、ロックは終わってしまうんでしょうか?
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「ハリウッドボウル」と「シェア」のツイスト&シャウトは同じ演奏?

2010/10/05 15:22|その他TB:0CM:9
「熱望!『ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!』CD化!!」の記事に対して、ジョン太郎さんから興味深いコメントをいただきました。

かいつまんでご紹介すると、

>シェアスタジアムの記録映画を中学生の私も見に行ったのですが、 オープニングのツイスト アンド シャウトがハリウッドボウルのものとあまりにも似ていて、
>しかも、あまりにも見事な演奏、中学生の私は、ただただビートルズの演奏の凄さに感動していました。
>ところが、後年アンソロジーで久しぶりにシェアスタジアムでの演奏を聴いたのですが、 やはり同じように聞こえます

>驚異的で見事と言うしかない演奏に、ジョージマーティンも圧倒されて、魔がさして、 ハリウッドボウルのオープニングを差し替えてしまった。
>なのでCD化できなくなってしまった。。。


というものです。
全文はこちらをご参照ください→「ジョン太郎さんのコメント」

「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!」がCD化されない理由の可能性の一つをご自身の疑問と合わせてコメントくだっさたわけですが、

ハリウッドボウルのライブ・アルバムである「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!」の「ツイスト&シャウト」とシェア・スタジアムの記録映画の「ツイスト&シャウト」が同一音源じゃないかなんて、私は全く考えもしていませんでした。

なお「ハリウッドボウル」のライブは1965年8月29日と30日で、そのおよそ2週間前の8月15日に「シェア・スタジアム」のライブが行われています。

未発表音源について、私はライブ音源よりもスタジオ・アウトテイクが好きなタイプなので、正直言ってライブ音源はあんまり気持ちを集中して聞いたことがなかったんですよね。

ですので今回、「ハリウッドボウル」のツイスト&シャウトと「シェア・スタジアム」のツイスト&シャウトをじっくりと聞き比べてみました。

といっても特別な機材があるわけではなく、YouTubeで何度も聞き比べただけなんですが。

ハリウッドボウルの「ツイスト&シャウト」」はこちらの1曲目


シェア・スタジアムの「ツイスト&シャウト」はこちら


シェア・スタジアムのライブ映像はいつも見ていいですね。

大観衆も圧巻だし、何よりビートルズが活き活きしてて楽しそうですもんね。

で、どっちもまとまりがあっていい演奏なんですがはっきりとした違いはないかと、ジョンやポールのボーカルの調子や掛け声、ギターの音なんかを中心に聞き比べてみたところ、確かによく似てるんですよね~

特に掛け声なんかはタイミングとかも大体同じで。

ただ、この2つのライブはほとんど同じ時期に行われてますから、まあ演奏スタイルや掛け声なんかも大体同じになるのかも、とも思いました。

で、今度は2つの演奏をタイミングを合わせて同時に再生してみました。こうすればボーカルや演奏に違いがあれば2つの音源のずれで直ぐにわかりますもんね。

ってやってみたんですが、これは失敗・・・

「シェア・スタジアム」の方が演奏が早くて、2つの音源がシンクロしないんです。

「シェア・スタジアム」は映像も一緒だからそのままだとして、「ハリウッドボウル」の方は後でピッチを下げたなんてこともあり得るかな・・・

と思いながら「シェア・スタジアム」のツイスト&シャウトの映像を見ていたところ、はっと気付いたことがありました。

ジョンの「Well, shake it, shake it, shake it, baby, now」の繰り返しが3回あってその後のエンディングの「ア~~」のあたりで、演奏の音とジョンのギターの手がずれてる気がしたんです、ほんの少しなんですけど。

さらに注意して見ると、演奏の最後の「ジャ~~~ン」のところで、ジョンが最後の「ジャ~~~ン」を弾いてないんですよ。

ポールは弾いてる感じかな。ジョージは微妙。
でもジョンはやっぱり弾いてないみたいです。

これはなんだかおかしいぞと思った私は次にネットで検索をして、こんなサイトを見つけました。→「Concert At Shea Stadium」
Shea beatles poster

そしてこのサイトの下の方に記録映画についての記載があり、そこにこんなことが書かれていました。

Additionally, George Martin desired a new recording of Twist And Shout, but there wasn't time to do this. Instead, the post-production team used the unreleased 30 August 1965 Hollywood Bowl concert recording to bolster the sound, causing - in one place - John's live vocal to be double - tracked. In fact, the Bowl recording was used extensively during the film's post-production processes for recordings of the screaming audience, especially on the two all-new London recordings.

ジョージ・マーティンは「ツイスト&シャウト」を録音し直したかったがかなわなかったため、1965年8月30日の「ハリウッドボウル」での演奏を「シェア・スタジアム」での演奏の上に重ねた、と書かれていたのです。

なるほど。

それなら「ハリウッドボウル」と「シェア・スタジアム」の「ツイスト&シャウト」が同じに聞こえるのも、「シェア・スタジアム」の映像でジョンの動きと演奏が微妙にずれているのも納得です。

しかしこのサイトの記述だけでは本当かどうかの確信が持てませんでしたので、他に何かないかなあと考えていたら、思い出しましたよ、持ってましたよ、私。

「beatleg」の2007年7月号「ビートルズ 1965年 アメリカツアー特集」を!
019984.jpg

ちなみに「beatleg」とは未発表音源コレクターのための専門誌です。

早速ページを開いてみると、ありました!


「THE BEATLES AT THE SHEA STADIUM」の映像と音声の修正作業

Twist And Shout

 「THE BEATLES AT~」ではオリジナルの音源に8月30日のハリウッド・ボウルでの演奏を重ねてレベルが低かったジョンのボーカルトラックを補ったのだが、映像版「アンソロジー」に収録されていたバージョンでは完全にハリウッドのテイクに演奏が差し替えられていた。


のだそうです。

やっぱり同じ演奏だったんです!

最初から「beatleg」見ればよかった・・・

ライブ音源が好きなファンの間では常識だったのかも知れませんね。。。

そして、

>映像版「アンソロジー」に収録されていたバージョンでは完全にハリウッドのテイクに演奏が差し替えられていた

わけですから、ジョン太郎さんの

>ところが、後年アンソロジーで久しぶりにシェアスタジアムでの演奏を聴いたのですが、 やはり同じように聞こえます

という印象は全くもって正しいわけです。

ジョン太郎さんの耳とファン心に脱帽です。


ライブ音源にはあんまり興味がなかったんですが、聞き込んでみると面白くなるかも知れませんね。

そして今回 演奏の件とともに驚いたのは、自分の蔵書に答えが書いてあるにもかかわらず蔵書を開こうとしないで、あれこれとネットで調べていた自分にでした。

ネットって簡単で便利なんですが、それゆに足元をしっかり見ていないと意外に遠回りをしてしまうこともあるんですね・・・『人気ブログランキング』へ

熱望! 「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!」 CD化!!

2010/08/30 17:33|その他TB:4CM:14
1965年8月30日。

ビートルズはロス・アンゼルスのハリウッド・ボウルで2日目の野外コンサートを行い、この日の演奏は前年の1964年の演奏とともに唯一の公式ライブ・アルバム「ザ・ビートルズ・スーパー・ライブ!(アット・ハイウッド・ボウル)」として1977年に発売されました。
beatlesholwoodbowl1.jpg

このアルバムの発売について日本盤のライナー・ノーツには「レコード発明100周年記念」みたいなことが書かれていましたが、海賊盤LP対策だったといわれてます。これは後の「アンソロジー1~3」と同じですね。

新しいファン(いつ頃からのファンを新しいというのかはビートルズでは定義が難しい問題ですが)、ビートルズをレコードではなくCDでしか聴いたことがないというファンの中には、ビートルズに公式ライブ・アルバムがあったことを知らない人がいるかも知れません。

何しろCD化されていませんから。

1965年の録音後にすぐに発売されなかったのは録音状態が悪かったからだそうですが、録音から10年後にこのテープの存在を知ったキャピトル・レコードの社長がジョージ・マーティンにプロデュースを依頼し、マーティンとジェフ・エメリックの手によって編集されて発売に至ったといわれています。

ところでLPレコードで発売されたこのアルバムがCD化されていない理由は何なんでしょうね?

ジョージ・マーティンは音質を重視する人なのでレコードでの発売が遅れたのと同様、CD化するには音質が悪いとゴー・サインを出さなかったんでしょうか?

でも「アンソロジー・シリーズ」の初期の頃の音源なんかはもっと音が悪いですけどね。


ライブの出来については、私はかなりいいと思っています。

4人の声の調子もいいし、録音されていることを意識しているからか楽器の演奏も丁寧に感じます。

ビートルズ自身も楽しそうだし、そして何より聴衆の歓声がすごいんです。

「ビートルズのコンサートはファンの声がジェット機の騒音のようだった」

という文章を目にすることがありますが、それが大げさでないことがわかります。

そしてその歓声が、ビートルズの演奏やボーカル、M.C.につられて波打つ様子は圧巻です。

通常のライブ・アルバムは観客の歓声もかなり編集してあるので、ともすればスタジオ録音の演奏の前後に歓声をくっつけただけ、みたいな印象になる場合もあるのですが、このライブに関してはそんなことはありません。

ミュージシャンとファンが一体になって時間と空間を共有しているのを感じます。

今から数十年前にこんなに幸せなひと時があったんだなあ、と私は優しい気持ちになります。

そしてこのライブの音源を聴くたびに、ビートルズの演奏ではなく観客の歓声に鳥肌が立つんですよね(笑)


ビートルズのオリジナル・アルバムのリマスター化が終わった今、ビートルズ関係でキラー商品となるのはこのライブ・アルバムじゃないでしょうか。

ねっ、EMIさん、キャピトルさん(笑)

私は海賊盤CDでこのライブを聴いてるんですが、早く公式にCD発売して欲しいですね~、ホント。

節目の年に発売となると、ハリウッド・ボウル・ライブから50周年の2014年か2015年?

と自分で書いて、「50周年」というのにあらためて驚きました・・・(笑)

こんなに鮮やかな「昔」って、他にはちょっと見当たりません。

ところで「ハリウッド・ボウル野外音楽堂」

名前はよく聞きますが、実際に会場の画像を見たことがない人もいるんじゃないでしょうか。

実は私も今回の記事を書くために初めて調べてみたんですが、

今よりはるかに音響システムが悪く、ステージ上にビートルズの姿を映すモニター画面もなかった時代。

そんな時代にこんなライブが行われたことは奇跡といっても言いすぎでないと、この航空写真を見て本気でそう思いました『人気ブログランキング』へ
513px-Hollywood_Bowl_USGS.jpg









ビートルズ福袋 発売

2009/11/17 13:07|その他TB:0CM:2
たぶん日本橋店だと思いますが、高島屋デパートでは2010年新春福袋として、「ビートルズ福袋」を販売するそうです。

 高島屋は16日、2010年新春の「福袋」を報道陣に公開した。1960年代を代表する伝説的な人気ロックバンド「ザ・ビートルズ」や「婚活」などをテーマとした福袋を用意しており、来年1月2日から売り出す。

 1点限りで特別提供する「ザ・ビートルズ福袋」は、メンバーの故郷である英国への4人分の旅行券や、現地でビートルズが実際に使った音楽スタジオ「アビイ・ロード・スタジオ」の使用権、クラブでのライブ出演権など“ビートルズ気分”を満喫できる商品が入っており、ファンの話題を呼びそうだ。価格は、ビートルズの全14作品のCDセット=写真=などが付いて553万4900円。

 一方、婚活福袋の目玉は1200万円相当の豪華婚礼衣装とダイヤモンドの婚約指輪をセットにした「東京婚プレミアムブライダルパック」。価格は777万円で、販売は日本橋店のみ。

 このほか地域特産品をテーマにした福袋も初めて企画するなど、話題の福袋で集客増を狙っている。

Beatles CDset

豪華ですねー。

旅行券はお金を出せば誰でも買えると思いますが、「アビイ・ロード・スタジオ」の使用権は普通はお金では手に入らないでしょうからね。

ライブ出演権のクラブは、キャバーン・クラブでしょうか。
アビイ・ロード・スタジオほどではないにしても、これも貴重な体験ですね。

>ビートルズの全14作品のCDセット=写真=などが付いて

いや、値段が553万4900円ですから、今さら3万円のCDセットが付いてもお得感はないでしょう。

ましてやこんな福袋買う人はすでに持ってるでしょう、CDセット(笑)


時は今! このビッグ・チャンス!

どうですか、ダン・コレステさんモーリーさん

英国デビューのチャンスですよ!!

読んでくれてるかな? (^ ^ ; 『人気ブログランキング』へ

あたり前になってしまう怖ろしさ・・・

2009/10/05 14:12|その他TB:0CM:0
ポール、“GOOD EVENING NEW YORK CITY”リリース

ポールの2009年7月17、18、20日に行われたニューヨーク/シティ・フィールドでのコンサートがDVDとCDの両方をパッケージしてリリースされる。

ポールの歴史的なニューヨーク・シティフィールドの3夜の音楽的洗礼、12万人以上の人に目撃され、あらゆる世代の人から絶賛されたコンサートが、11月17日(日本先行発売予定)に2つのフォーマットでリリースされる。 日本盤は2007年の『追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル』に引き続きユニバーサル・ミュージック・ジャパンから発売。

ひとつ目は、3枚ディスク(CD2枚+DVD1枚)スタンダードエディション。もうひとつは、4枚組(2 CD + 2 DVD)デラックス・バージョン――7月15日のエド・サリバン・シアター屋根でのポールのパフォーマンスを含むボーナスDVD(Late Show with David Lettermanで放映されなかったボーナス・ナンバーを含む)をフィーチャー。

シェア・スタジアムのあとに建設されたシティフィールドでの初めての音楽イベントとして、2009年7月のコンサートは、ポールだけでなく、さまざまな世代のビートルズファンにとって特別な意味を持った。コンサートは、1965年ビートルズが34分のコンサートを演奏して、現代のスタジアムロックコンサートの前例をつくった聖地で行なわれた。

1965年セットリストからの‘I'm Down’やもうひとつのハイライト、ビートルズの‘Drive My Car’ ‘Got To Get You Into My Life’‘The Long And Winding Road’ ‘Blackbird," ‘Eleanor Rigby’‘Back In The USSR’‘Paperback Writer’‘Let It Be,"‘Hey Jude’ ‘Helter Skelter’などに加えて、ジョージからもらったウクレレをポールが弾く ‘Something’、 そしてメドレー形式での‘A Day In The Life/Give Peace A Chance’ のジョンへのトリビュート。ウイングス時代の‘Band On The Run’ ‘My Love," ‘Let Me Roll It’そして花火の‘Live And Let Die’、そしてソロ作品は‘Here Today’からアップビートな ‘Flaming Pie’ や‘Dance Tonight’、そしてファイアーマン名義の2008年のアルバム“ELECTRIC ARGUMENTS” から2曲。

このDVDに収録されたコンサート映像は、ポルのために200以上のパフォーマンスのライブ・ビジュアルを監督してきたPaul Becherが監督。33曲、2時間40分のパフォーマンスは15台のカメラを使ってHigh Definitionで撮影され、3夜の間にファンに渡された75台のフリップカメラからの映像もさしはさまれる。ステレオおよび5.1のミックスは両方とも、ポールの長年のエンジニアのポール・ヒックスが努めた。


デラックスバージョンの4枚組は、日本版で5000円だそうです。

どうです、皆さん、お買いになりますか?

CD2枚とDVD2枚で5000円はかなりお得な値段だと思いますが、このニュースを読んで「よし、買おう!」と思わなかったんですよね、私。

いえいえ、商品が悪いのではありません。

悪いのは? 私です。

慣れちゃったんですよね~、きっと。動くFab4の姿を見れる喜びに。

最近ファンになった方には想像できないことかも知れませんが、昔は動くFab4を見れるというのは、とてもとても貴重なことだったんですよ。

今みたいにネットでいつでも動画が見れるという時代じゃなかったですし。

ビデオクリップ集とかライブのビデオなんかもFab4のものはとても少なかったですし。

80年代前半なんかジョンはこの世からいなくなり、ジョージとリンゴはセミリタイヤ状態。ただ一人 現役で音楽を続けていたポールもライブは一切行わず、それどころか人前に姿を現すことも珍しく、完全なスタジオ・ミュージシャンだったのです。

スタジオ録音以外の音源を聴くとか、ましてや動くFab4の映像を見れるなんて、本当に貴重なことでした。

ですからポールが「夜のヒットスタジオ」に衛星中継で出演した時なんか、何日も前からビデオテープを用意して待ち構えてましたよ。

ポールの声を一言も聞きもらすまいと耳をそばだて、その姿を見逃すまいと瞬きすら控え目に、テレビの画面を凝視していたものでした。

それが今ではネットを立ち上げればいつでも動くFab4が見れますし、ポールのライブは最近のものは大概の映像が観れてしまいます。

あの日あの頃の、Fab4が見れるというありがたみ。
私的にぴったりくる言葉でいえば「緊張感」が、今ではかなり消えてしまいました。

健康や家族のようなものですかね。

あってあたり前で、失って初めて気づくその大切さ。

ビートルズ・ファンはジョンとジョージで失う悲しみを2回も経験しているのですが、やっぱり慣れってくるものです。

ポールも もう67歳だし、リンゴなんか69歳なんだから、いつ音楽活動をストップしてもおかしくないんですけどね。

年齢を考えたら、ポールにワールド・ツアーを期待するなんて無茶なことかも知れない。

まあ最近のポールが盛んなので、彼らの音楽活動が貴重だという感覚がついつい乏しくなっているという面もあると思いますが、やっぱりネット動画の影響って大きいと思います。

ある程度の露出は宣伝効果になるんでしょうけど、1つのコンサートの映像がほぼ丸ごとすべてネットで自由に見れるような今の状況をただ素直に喜んでいていいのだろうかという気持ちが、今回のニュースをきっかけに私の心に湧きました。

そんなのは受け手の気持ちの持ちようの問題だといわれるかも知れませんが、供給の形態が受け手の性質を変えるという要素は多分にあると思うんですよね。

音楽媒体がレコードからCDへと変わり、レコードを袋から出す時のなんともいえない神々しい感じや、盤のビニールの匂い、所有していることで喜びを感じさせてくれる存在感のあるジャケットなど、音楽ファンの世界から多くのものが消えました。

そしてそのCDさえも、今ではネットによるダウンロードに取って代わられつつあります。

アーティストの活動への緊張感が薄れている今のような音楽環境って私的にはあまり心地よい状況ではないのですが、この先さらにどうなっていくのでしょうか。

今回はとりとめなく、そしてほとんどビートルズ・ネタじゃなくて、スミマセン。
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スターの体型 昔と今

2009/07/06 14:45|その他TB:1CM:12
先月のことです。

ポールがニール・ヤングの公演に飛び入り

6月27日、ロンドンのハイド・パークで行なわれたミュージック・フェスティバル「ハード・ロック・コーリング」でトリを務めたニール・ヤングが、最後に恒例で演奏するビートルズの‘A Day In The Life’のカバーを演奏中、ポールが突然、飛び入り出演した。

ポールは自身が作曲したミドル・セクションでニール・ヤングと共に1本のマイクを分け合ったが、何が起きているか観衆が理解するまで数秒かかった。しかし、一旦状況が理解されると、歓声が起き、そのうちに合唱になり、怒濤のようなニール・ヤングのギターさえもかき消すほどだった。

ニール・ヤングはギターの弦をすべて弾きちぎるなど、エンディングでのテンションがクライマックスに達し、ポールもスタンド・マイクで応戦した。興奮冷めやらぬふたりは最後に鉄琴で奇妙なコラボレーションをし、最後まで観客を熱狂させた。

ヤングとポールがステージで共演するのはこれが初めてではなく、2004年には、ヤングの毎年恒例のブリッジ・スクール・チャリティコンサートで「オンリー・ラブ・キャン・ブレイク・ハート」を共演したことがある。


YouTubeに動画がありました。
ポール、元気そうですね。
衣装は普段着?
最後の鉄琴を2人で叩いているシーンは、ポールとニール・ヤングと知らずにあのシーンだけ見ると、まるで認知症のおじいちゃん2人・・・(笑)いえいえ、そんな失礼な(笑)



冗談はさておきまして、最近のポールを見る度にいつも思うことがあります。それは・・・

お腹が全く出ていない!
ポールTシャツ

ポールの下腹すっきりには、本当にいつも感心します。

リンゴも太ってないですよね。
Paul Ringo

ベジタリアンのポールが太らないのは何となく納得ですが、亡くなったジョンやジョージも太っていた時期がありませんでした。

Fab4はみんなイメージを損なわないように、食事管理や運動で体型をキープしてたんでしょうかね(ポールとリンゴは進行形)。
ジョンが真面目にダイエットに取り組む姿は想像しがたいですけどねえ。

さて、ビートルズを見ていると年を取っても体型が変わらないのが当たり前のような気がしますが、今回ポールがステージに飛び入りしたニール・ヤングは若い頃とは随分違います。
顔が怖いのは変わってませんが(笑)。

若い頃のニール・ヤング。
Neil Young young

今のニール・ヤング。
Neil Young now

う~ん、太ってますよね。髪の毛も薄く・・・

しかし! これはほんの序の口です・・・

ニール・ヤングが若い頃に組んでいたバンド(今も時々やってますが)「クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(The Crosby, Stills, Nash & Young;以下CSN&Y)」の変化が凄いんです。
CNSY.jpg

最初に断っておきますが私はCSN&Yが好きなんでネタにしてますので、ファンの方、お気を悪くなさらないでくださいませ。

グラハム・ナッシュはあんまり変わってません。
昔:
Graham Nash young

今:
Graham Nash now

頭が真っ白になりましたが、体型もそんなに変わってないようですし、相変わらずカッコいいです。

で、デビッド・クロスビー。
David  Crosby young

ちなみにデビッド・クロスビーは、ジョージの「My Sweet Lord盗作騒動」のキー・マンであるジム・マッギンと共にザ・バーズを結成し、ジョンとジョージにインド音楽を紹介した人物でもあります。
「ジョージ・ハリスン盗作騒動 後編

今のクロスビー・・・
David  Crosby now 2


そして、スティーブン・スティルス。
Steven Stills young

モンキーズのオーディションで合格寸前までいったという端正なルックスとそのギター・テクニックで、ナッシュと並んでカッコよかったんですが、

今のスティルス・・・
Steven Stills now 2

油断するとこうなるんでしょうか・・・
やっぱりFab4はみんな体型に気をつけてダイエットしてたんでしょうかね?

それでは今回のお別れの曲を(1983年のライブなので、今より痩せています(笑))。
ポールもリンゴもCSN&Yも、その他のベテラン・ミュージシャンも、みんなみんな元気で音楽活動を続けてください!
元気でいてくれればそれだけでファンはうれしいのです。『人気ブログランキング』へ

Crosby, Stills & Nash - Blackbird

ビートルズの版権はどこへいく?

2009/06/29 18:28|その他TB:0CM:18
6月29日は今から43年前にビートルズが来日した日なのですが、今日の記事は来日についての話ではなく、マイケル・ジャクソンが亡くなったことにまつわる話です。

ビートルズ・ファンならご存知の方が多いと思いますが、「Love Me Do」と「P.S. I Love You」の2曲を除くビートルズの楽曲の版権は現在、ソニー/ATVミュージック・パブリッシング(以下、ソニー/ATV)という会社が管理しています。

80年代半ばにマイケル・ジャクソンが(前述の2曲を除く)ビートルズの版権のすべて買い取って保有していたんですが、金銭難のためにソニーにその半分を譲渡しました。半分を譲渡といっても具体的に楽曲を分け合たわけではなく、マイケルとソニーが50%ずつ合同で出資して版権管理会社を興し、その会社でビートルズの楽曲の版権を管理することになりまして、その会社がソニー/ATVというわけです。

つまりマイケルは出資者としてソニー/ATVから報酬をもらうという形で、実際にはビートルズの楽曲の版権はすべてソニー/ATVの持ち物となっています。

そして楽曲を分けて譲渡したのではなく、合同会社で一元管理としたことが今回、ポールにとっては残念な結果になったようです。


ソニーとマイケル・ジャクソン氏出資会社、ビートルズ著作権保持か

  6月27日(ブルームバーグ):25日に急死した世界的ポップスターのマイケル・ジャクソン氏とソニーが共同で出資していたソニー/ATVミュージック・パブリッシングは、「ビートルズ」の楽曲の著作権を保有し続ける見通しだ。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

  ジャクソン氏が50%出資していたソニー/ATVは、ジョン・レノンやポール・マッカートニー、ボブ・ディラン、ニール・ダイアモンドらが作曲した200曲余りの著作権を保有している。ジャクソン氏やその家族とかかわってきた私有財産アドバイザーのアイバン・ソーントン氏によると、ジャクソン氏が保有する権利は約10億ドル(約 950億円)相当。

  情報は非公開だとして匿名で語った同関係者によると、ソニー/ATVはレノンやマッカートニーの楽曲を引き続き所有する方針。英紙デーリー・ミラーの1月の報道によれば、ジャクソン氏はマッカートニー氏との関係修復を図るため、遺言状でビートルズの著作権をマッカートニー氏に残す計画だった。ジャクソン氏は1985年、マッカートニー氏や故レノン氏の妻、オノ・ヨーコ氏の提示額を上回る4750 万ドルを支払って、ATVが保有する楽曲を獲得している。

  ソニー/ATVのマーティン・バンディアー最高経営責任者(CEO)は26日、「ジャクソン氏はこの提携を非常に誇りにしていた」とし、「同氏にとって、愛する分野での自身のビジネススキルを磨ける場だった」と電子メールでコメントした。

  マッカートニー氏の代理人ポール・フレインドリッチ氏にビートルズ著作権の状況に関するコメントを要請したが、26日時点では回答を得られていない。


そもそもなぜビートルズの楽曲の版権をFab4が保有していないかについてはかなり複雑な経緯があり、以前ブログの記事にしようとしてその煩雑さに挫折したことがあります(笑)

簡単に説明すると、もともとビートルズの楽曲の版権を管理していたのはNorthern Songsという会社だったのですが、筆頭株主は意外にもFab4ではなく、その大株主がマイケル・ジャクソンに持ち株を売ってしまったのです。

さて、そのマイケルがビートルズの楽曲の版権をソニー/ATVへ譲渡せず、何割かの楽曲については個人で保有したままであれば、その楽曲については「遺言状」に従ってマイケルの財産の管理人がポールへの譲渡を計画したかも知れません。

しかし版権の実際の保有者はソニー/ATVであってマイケル個人ではありませんから、マイケルの遺言状にポールへの譲渡が書かれていたとしても、会社としてはそれに従う法的義務はないでしょう。

ビートルズの版権についてはいくつかの「もし」が付いて回ります。

もしマイケルが金銭難に陥らなければ、ビートルズの楽曲の版権をソニー/ATVに譲渡していなかったかも知れません。

もしマイケルが版権の何割かを譲渡せずに保有したままでいれば、手元に残った楽曲の版権はポールの元へ戻ってきたかも知れません。

もしマイケルが「Thriller」の大ヒットで巨万の富を得ていなかったら、ビートルズの楽曲の版権を買うことはできなかったかも知れません。

もしポールがマイケルと共作やデュエットをする機会がなければ、そしてポールがマイケルに「版権ビジネス」について教えなければ、マイケルはビートルズの版権を買っていなかったかも知れません。

この辺りの「もし」はまあ仕方がないで済むところですが、非常に口惜しい「もし」がポールにはあります。

>ジャクソン氏は1985年、マッカートニー氏や故レノン氏の妻、オノ・ヨーコ氏の提示額を上回る4750 万ドルを支払って、ATVが保有する楽曲を獲得している

この部分ですが、実は最初にポールに版権購入の依頼があったらしいのです。当然ポールは購入希望だったのですが、相手から提示された値段が高額であったためヨーコに話を持ちかけ、2人の共同で買い戻そうと相談したところ、「もっと安くなるはずだわ」とヨーコがポールに待ったをかけ、そうしている間にマイケルに先に買われてしまった、という経緯があるのです。

ビジネスの成功と失敗には運がつきものですし、この結果だけをみてヨーコの判断を非難するつもりはありません。

ただ、相手の言い値で買おうとしたポールと、もっと値切れると踏んだヨーコの間には、自分が作って歌った作品かどうかという、楽曲に対する愛情の違いがあったんだろうと思います。

この時にまだジョンが生きていれば結果は違っていたのではないかと思いますし、またなぜポールがジョージやリンゴに話を持ち掛けなかったのかはわかりません。


さて、生前に様々な話題を振りまいた人も、亡くなった後に残るのはやはり作品なんだと、今回のマイケルの死で改めて感じました。

ポップ過ぎてビートルズ・ファンにはあまり人気がないようですが、マイケルへの追悼の意を込めて「Say Say Say」で記事を終わりたいと思います。
私はこの曲も、このPVの中の2人も大好きです。『人気ブログランキング』へ

Paul McCartney & Michael Jackson - Say Say Say

「Carnival Of Light」について続報

2008/11/21 16:57|その他TB:1CM:8
相互リンクしていただいているbeatle-lennonさんがご自身のブログの中で、私のブログで紹介したのとは違うザ・ビートルズの未発表曲「Carnival Of Light」の音源を紹介されています。
こちら→「A Day In The Life ~ 懐かしき1曲」

この音源ではボーカルはジョンですね。
2分27秒あたりからポールらしき声も聞こえます。
ポールが発表したがってるのでボーカルはポールだと思ってましたが、ジョンなんですかね。
ベースの音が「Rain」を思い出させます。
メロディが「Free As A Bird」や「Real Love」など、ソロ時代のジョンのバラードっぽくて、ビートルズ時代のジョンの曲調とはどこか違う感じがします。
14分に及ぶ長さといわれてますから、この音源の5分足らずというのは短いんですが、これを14分間も聞き続けるのは、ファンでもちょっと辛いかも(^ ^;
まあ、どれが本物なのかわかりません。
何しろ未発表曲ですから。

ところで「Carnival Of Light」の発表について、こんな続報が届いています。

‘Carnival Of Light’リリースにオリビアが苦渋の選択

ポールがビートルズの作品として発表したいとコメントした楽曲‘Carnival Of Light’に、オリビア・ハリスンが同意しないことに決めたと伝えられている。
ポールは11月17日、1967年にレコーディングしたビートルズの実験的な曲‘Carnival Of Light’を、ファンに聴かせたいと発言。ポールはアルバム“ANTHOLOGY 2”にその14分の曲を収録しようと試みたこともあったが、前衛的で好きではないというジョージの反対で収録にはいたらなかった。
ある情報筋は、英デイリーエクスプレス紙に「オリビアは、ジョージが‘Carnival Of Light’を好きではなかったことをよく知っている。彼女がゴーサインを出すことは難しいだろう」


ポールはポールの、ジョージにはジョージの「ビートルズ愛」があるのでしょうね。

この先どうなるのか、まだまだわかりません。『人気ブログランキング』へ

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