さて1967年6月世界初の衛星中継テレビ番組「アワー・ワールド」にイギリス代表としてビートルズは出演し、新曲「All You Need Is Love(愛こそはすべて)」を披露しました。フランス国家「La Marseillaise(ラ・マルセイエーズ)」から曲が始まるんですが、イギリス代表のビートルズの曲がなぜフランス国家から始まるのかご存じでしょうか。
これは、その後‘Eleanor Rigby’、‘Live And Let Die’、そしてその他数多くの僕の曲のアレンジを手伝ってくれたジョージに関する、たくさんある思い出のひとつに過ぎません。僕は、あんなにユーモアのセンスを持ち、自虐的にもなれる素晴らしい紳士と知り合うことができたことを誇りに思います。彼は女王からナイトの爵位を授かったときも、スノッブな部分は少しもありませんでした。彼にとっては親愛な友人たちであった僕と僕の家族は、彼がいなくなって恋しく思うでしょう。そして彼の妻ジュディ、子供のジャイルズとルーシー、そして孫たちに愛を送ります。世界は、僕の魂そしてイギリスの音楽史に、消えることのない跡を残した、真に偉大な人間を失いました。ジョージ、あなたと、あなたの中で航海する全ての人に神の恵みを!