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              私の心にはいつもビートルズがいます。 ファンの人とは共に楽しみ、ビートルズを知らない人には興味を持ってもらえる、そんなブログを目指しています。 コメント・相互リンクはお気軽にどうぞ!

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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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ジョージ・マーティン他界

2016/03/21 13:18|その他TB:0CM:2
3月8日にジョージ・マーティンが亡くなりました。

Georgr Martin

ジョージ・マーティン他界

ビートルズのプロデューサーとして知られる、サー・ジョージ・マーティンが3月8日が他界した。90歳だった。

ポールは「世界は真の偉大なる人物を失った……」とコメントをTwitterにアップした。言葉数の少なさがポールのショックの度合いが大きいことを示しているようだ。
リンゴは「あなたの愛と思いやりに感謝します。ジョージにピース&ラブを」とコメント。
この後も続々と著名アーティストが、お悔やみの言葉を寄せていると報じられている。

ジョージ・マーティンはグラミー賞に6度の受賞歴とアカデミー賞やブリット・アワードなど数々の受賞歴があるだけでなく、プロデューサーの功績としてはフィル・スペクターやクインシー・ジョーンズを凌ぎ、1960年代、70年代、80年代、90年代と4つの時代を通して第一線で活躍したたった一人のプロデューサーである。

ビートルズだけでなく、ジェフ・ベックやアメリカ、エルトン・ジョンら、多くのアーティストのヒット曲を手がけている。
2006年、ビートルズとシルク・ドゥ・ソレイユのコラボレーション・ショー“LOVE”の音楽をプロデュースしたことが、ビートルズのプロデューサーとしての最後の仕事となった(共同プロデューサーは息子のジャイルズ・マーティン)。
ビートルズ・クラブの1996年のイベントで来日し日本のファンと交流をしたこともあり、親日家でもあった。


この人と出会ってなければビートルズの成功はなかったかもしれない。

そう思わせる人物が2人います。

1人はマネージャーとしてビートルズを売り出したブライアン・エプスタイン。そしてもう1人が、ビートルズをデビューさせて音楽面でプロデュースしたジョージ・マーティンです。
epstain martin

ビートルズの才能を見抜いて世に送り出したのがエプスタインなら、ビートルズの才能を引き出して後世に残る音楽に仕立て上げたのがジョージ・マーティンでしょう。

2人に共通するのは私利に走らずビートルズに無償に近い愛情を注いだことではないでしょうか。

またエプスタインは気分のむらがある癇癪持ちだったそうですけど、ジョージ・マーティンは本当に温厚な紳士だったようです。

デビュー前の初対面で「何か気に入らないことがあったら言ってくれ」と言ったジョージ・マーティンに対して「あなたのネクタイが気に入らないね」と答えたジョージ(・ハリソン)。

ジョージのユーモアの例としてよく登場するエピソードですが、17歳も年下の新人のそんな言葉にも怒らなかったジョージ・マーティンの器の大きさを感じます。

ジョージ・マーティンにとってビートルズとの関わりは人生のごく一部にすぎないと思いますので、ビートルズを通してしか彼を知らない私があれこれ言うのもおこがましいんですが。
George Martin Harisson

さて1967年6月世界初の衛星中継テレビ番組「アワー・ワールド」にイギリス代表としてビートルズは出演し、新曲「All You Need Is Love(愛こそはすべて)」を披露しました。フランス国家「La Marseillaise(ラ・マルセイエーズ)」から曲が始まるんですが、イギリス代表のビートルズの曲がなぜフランス国家から始まるのかご存じでしょうか。


イギリス王家はもともとはフランス王の臣下だったんですが、後にイギリス王家が勢力を拡大して中世になるとフランス王と覇権を争うようになり、その歴史的経緯からイギリス人とフランス人は何かつけて対抗意識が強いそうなんです。

「アワー・ワールド」は世界各国の協調・調和をテーマにした番組でしたから、イギリス代表のビートルズの曲のオープニングがフランス国家なのはそのテーマに沿ったイギリスからの調和のメッセージだったわけですね。

曲のエンディングでイギリス民謡の「グリーンスリーブス」やアメリカン・ジャズの「イン・ザ・ムード」が挿入されているのも同じ趣旨なんですが、これらのアイデアの出所はビートルズではなくジョージ・マーティンだったんだそうです。

表立った自己主張ではなく メッセージをさりげなく音楽に込めるところに、ジョージ・マーティンの人柄を感じますね。

ちなみに最後の「シー・ラブズ・ユー、イェーイェーイェー」はジョンのアドリブです。
2

それでは最後にポールからジョージ・マーティンへの追悼メッセージを紹介して、記事を終わりたいと思います。

「僕がジョージ(・マーティン)と一緒に過ごした思い出の中で最も好きなものを選ぶのは難しい。たくさんありますから。ですが、浮かんでくるのは、僕がレコーディングセッションに‘Yesterday’という曲を持っていき、他のメンバーが僕に、ひとりでアコースティック・ギターで弾き語るのはどうだろうかと提案した時のことです。僕がそれをやったあと、ジョージ・マーティンは僕に向かって、『ポール、弦楽四重奏を加えるというアイデアが浮かんだんだけど』と言いました。僕は『ダメだよジョージ、僕らはロックンロールバンドだ。それがいい案だとは思わない』と言いました。そして偉大なプロデューサーらしい優しさで彼は『やってみて、うまくいかなければ採用しないで君の弾き語りバージョンをを採用しよう』と言いました。僕はそれに同意して、翌日アレンジに取り組むために彼の家に行きました。

彼は、僕が見せたコードをピアノで弾き、低いオクターブにチェロを、高いオクターブに1本目のバイオリンを入れ、四重奏におけるストリングスのボイシングに関する最初のレッスンを僕にしてくれました。アビイ・ロード・スタジオで弦楽四重奏をレコーディングしたとき、僕は彼のアイデアがこんなにも正しかったことにスリルを感じ、何週間もその話をいろいろな人に吹聴しました。この曲はその後、フランク・シナトラ、エルビス・プレスリー、レイ・チャールズ、マービン・ゲイ、そしてその他何千人もの人たちにカバーされ、最も数多くレコーディングされた曲になったので、彼の案がもちろんうまくいったということです。

これは、その後‘Eleanor Rigby’、‘Live And Let Die’、そしてその他数多くの僕の曲のアレンジを手伝ってくれたジョージに関する、たくさんある思い出のひとつに過ぎません。僕は、あんなにユーモアのセンスを持ち、自虐的にもなれる素晴らしい紳士と知り合うことができたことを誇りに思います。彼は女王からナイトの爵位を授かったときも、スノッブな部分は少しもありませんでした。彼にとっては親愛な友人たちであった僕と僕の家族は、彼がいなくなって恋しく思うでしょう。そして彼の妻ジュディ、子供のジャイルズとルーシー、そして孫たちに愛を送ります。世界は、僕の魂そしてイギリスの音楽史に、消えることのない跡を残した、真に偉大な人間を失いました。ジョージ、あなたと、あなたの中で航海する全ての人に神の恵みを!


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Georgr Martin Paul
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