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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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ビートルズの著作権はポールに戻るのか?

2017/01/19 14:55|ポール・マッカートニーTB:0CM:2
こんなニュースが伝わってきました。

ポール・マッカートニー、楽曲の著作権求めソニー/ATVを提訴
2017年 01月 19日

[18日 ロイター] - 元ビートルズのメンバー、英歌手ポール・マッカートニーさんは18日、ビートルズ時代の楽曲の著作権返還を求めて、世界最大の音楽出版会社ソニー/ATVミュージックパブリッシングをニューヨークの連邦裁判所に提訴した。

マッカートニーさんは2008年10月に、「アクロス・ザ・ユニバース」や「ラヴ・ミー・ドゥ」、「抱きしめたい」などのビートルズの数多くのヒット曲に対する著作権を主張するとソニー/ATVに通知し、法的手続きを開始した。

ソニー(6758.T)傘下のソニー/ATVは現在、マッカートニーさんと故ジョン・レノンさんが1962年9月から1971年6月の間に共同で作曲した楽曲の著作権を保有。1978年以前に書かれた楽曲については著作権が成立した日から56年目に原作者は楽曲の権利を取り戻せるという米国の著作権法の下、マッカートニーさんは2018年10月から権利の主張を開始できるという。

マッカートニーさんの弁護団は、著作権返還に同意するようソニー/ATVに繰り返しに求めているが、同社が拒否しているため、「法的な申請をする必要」があったとしている。

一方、ソニー/ATVは、マッカートニーさんとはこれまで長く互恵的な関係を持ち最大の敬意を払うとした上で、訴訟は「不必要で時期尚早」で非常に残念、と電子メールでの声明で述べた。

訴状によると、ソニー/ATVは、同様の訴訟を英国の裁判所で起こした英バンド「デュラン・デュラン」に対する結論が出るまで、マッカートニーさんとの協議を引き延ばそうとしているという。デュラン・デュランはソニー/ATV子会社との法的闘争に12月、敗れている。


記事に書かれているとおり、ビートルズの楽曲の著作権のほとんどを保有しているのはビートルズのメンバーではなく、ソニー/ATVという会社です。このあたりのことは2009年にブログに書いてますので、ご参考ください。なおポールはビートルズの楽曲のうち「ラヴ・ミー・ドゥ」と「P.S. アイ・ラブ・ユー」の2曲のみは著作権を保有していますので、前述の記事はその部分は間違いです。
⇒「ビートルズの版権はどこへいく?」

さて今回のポールの訴訟を考察する前に、まずは記事に出てくるデュラン・デュランの法的闘争についての当該記事を少し長いですが引用します。

デュラン・デュラン、「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」を含む40曲の米国においての著作権を取り戻せず
2016/12/05

 英ロック・バンド、デュラン・デュランが「ハングリー・ライク・ザ・ウルフ」を含む約40曲のアメリカでの著作権の返還を求めていた裁判で、イギリスの高等法院は現地時間の今日、権利を取り戻すことはできないとする判決を下した。

 アメリカの著作権法によると、作詞/作曲者が音楽出版会社(デュラン・デュランの場合、Tritec Music Ltd.、現在のソニー/ATV)などに譲渡していた楽曲の著作権について、35年が過ぎれば、解除することができるとしている。これは自身の楽曲の晩年にアーティストが印税を受け取れるチャンスを与える為に設けられた条項だ。バンドは2014年にこの条項を利用して楽曲の権利を取り戻そうとしたが、逆にバンドと各メンバーの持ち株会社に対し訴訟を起こされてしまった。

 ソニー・ミュージックは、バンド・メンバーと出版会社が交わした当初の合意では、契約は全てイギリスの法律が適用され、すなわちアメリカの著作権も全てイギリスの音楽出版会社に帰属する為、バンドの楽曲の著作権はイギリスの法律が制定する期間、つまり作詞・作曲者の死後70年間有効であると主張した。

 「我々は著作権解除に関する米国法に異議を申し立てようとしていた訳ではなく、これは単に英国の裁判所の権限で判断すべき契約上の問題であり、様々な楽曲の著作権のありかをはっきりさせることが目的だった」と同社は声明を発表した。

 リチャード・アーノルド裁判長は「ためらいを感じながらも」としつつ、「バンドの契約にある条項により、彼らが申し立てた(著作権の)解除通知は全て無効になる」と判決を言い渡した。

 イギリス国内で非常に強い反響を巻き起こったこの判決について、米国在住の著作権解除の専門家リサ・アルター (Lisa Alter)弁護士は判決が「とても制限されている」とし、審理が一方的で、双方が米国著作権法の専門家を召喚できず、争点がデュラン・デュランの契約違反に集中してしまった為だと話す。

 「過去には、米国外で交わされ現地の法律が適用された契約でも、作詞/作曲者やその相続人が申し立てた解除通知が認められた例がいくつもある。アメリカでは解除権利は譲渡不可能なので、それを回避しようとする行為は全て無効になる」と彼女は説明する。

 デュラン・デュランは判決に深く失望しているとの声明を発表し、「クリエーターへの権利返還を妨げる為に契約を利用する行為を禁ずる米連邦法規に反する判決だ」と抗議した。

 「長年莫大な成功を享受してきたのは作詞/作曲者のおかげなのに、彼らをこのように扱うソニー/ATVのような会社と今後誰が契約しようと思うだろうか?」と、デュラン・デュランのシンガー、サイモン・ル・ボンはコメントした。


イギリスの著作権に関する法律では

「著作権は、(中略)、著作者が死亡する暦年の終わりから70年の期間の終わりに消滅する」

となっていますので、これに則った判断というわけですね。この文章の“著作者”は“著作権保有者”とは異なるでしょうから、著作権保有者であるソニー/ATVが「著作権が存在する期間は著作権は保有し続ける」と主張すれば、デュラン・デュランのメンバーは自分達が著作した楽曲の著作権を生前に取り戻すことは不可能になります。

>「長年莫大な成功を享受してきたのは作詞/作曲者のおかげなのに、彼らをこのように扱うソニー/ATVのような会社と今後誰が契約しようと思うだろうか?」

というサイモン・ル・ボンのコメントは、法律的にはそうであっても融通を効かせて著作権を自分達に譲ってくれてもいいじゃないか、という主旨のようです。

いっぽうポールの記事では「著作者の死亡から70年」という言葉が出ていないので、デュラン・デュランの場合とは異なりビートルズの著作権については「全てイギリスの法律が適用され」るわけではないのかも知れません。

またビートルズとデュラン・デュランの場合の大きな違いは著作権の発生時期にもあるようで、アメリカではその著作権が1978年1月1日以前のものか以降のものかで、法律が違ってくるようです。

そして1978年1月1日以前から存在している著作権については

「権利付与の終了は、著作権が最初に確保された日から56年後または1978年1月1日のうちいずれか遅い日に始まる5年間にいつでも行うことができる」

とあります。権利付与とは著作者が著作者以外に著作権を与えることのようです。

ビートルズのレコード・デビューは1962年10月なので、56年後の2018年10月から権利付与の終了が可能になるわけですね。

1年9ヶ月先のことを、なぜ今 ポールが法的手続きを開始したのかというと、

「終了は、権利付与を受けた者またはその権利承継人に対して事前の通知を送達することによって行われるものとする」
「かかる日から2年以上10年以下の期間内に送達されなければならない」

とあるからです。終了可能期日の1年9ヶ月前に手続き開始ということは、ポールはこの期日を虎視眈々と見据えていたのでしょう。

なおこの権利付与の終了については

「権利付与の終了は、いかなる反対の合意(遺言を作成しまたは将来の権利付与を行う合意を含む)にかかわらず行うことができる」

となっているので、ポールの主張は通るのではないでしょうか。

デュラン・デュランの場合には逆訴訟を起こして著作者との信頼関係よりも法律的判断を優先させたソニー/ATVが、ポールの件に関しては

>マッカートニーさんとはこれまで長く互恵的な関係を持ち最大の敬意を払うとした上で、訴訟は「不必要で時期尚早」で非常に残念

と信頼関係による和解を訴えているようですから。

ビートルズの楽曲についてはポールの著作権の分だけジョンの著作権もあるわけですから、ヨーコさんもジョンの遺族として手続きをするんでしょうかね。今のところニュースは伝わってませんが。

ポールも他の作詞・作曲者の著作権を買い取ってビジネスをしてますので、ポールが一方的に気の毒だとは単純に言い難い面のあるビートルズの著作権問題ですが、落ち着くところに落ち着いてくれれば やはりファンとしてはうれしいですね
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アラン・ウイリアムズ死去とポール来日!

2017/01/02 13:20|ポール・マッカートニーTB:0CM:2
明けましておめでとうございます。月に1回くらいしか更新のないブログで恐縮ですが、今年もよろしくお願いします。

まずは昨年末のニュース。ビートルズの初代マネージャーだったアラン・ウイリアムズ氏が亡くなりました。

ザ・ビートルズの初代マネージャー、アラン・ウィリアムズ氏が死去
2016-12-31 13:59:52

ザ・ビートルズの初代マネージャーで、“ザ・ビートルズを手放した男”として知られたアラン・ウィリアムズ氏が、86歳で亡くなった。

英国リバプールにあるカフェJacarandaのオーナーだったウィリアムズ氏は、そこの常連だったジョン・レノン、ポール・マッカートニーと出会い、自らヴァンを運転し、ドイツ・ハンブルグへの遠征に連れ出すなど、駆け出しのころの彼らのマネージャーを務めた。

しかしながら、バンドが9ポンド(現在の17万円相当)のマネージメント料金を停滞したため、契約を解除。その後、ウィリアムズ氏が出版した自伝のタイトルにちなみ、『The Man Who Gave The Beatles Away(ザ・ビートルズを手放した男)』と呼ばれるようになった。

ウィリアムズ氏は、再三、「ザ・ビートルズがあそこまで有名になるとは思ってもいなかった」と後悔の言葉を口にしていたようだが、リバプールの音楽シーンでは、彼がザ・ビートルズをハンブルグに連れて行ったからこそ、あの成功があったと評価を受けていた。


アラン・ウイリアムズ氏の自伝は1976年に「ビートルズ派手にやれ!」、1998年には「ビートルズはこうして誕生した」に改題して日本でも出版されてますけど、タイトルは“ビートルズを手放した男”の方が面白いですよね。

私は持ってはいるんですけど、実はまだ読んでません。
ビートルズ派手にやれ! ビートルズはこうして誕生した

最近の出版物などの情報では、ビートルズを手放して巨万の富を手にするチャンスを失ったことを後年の彼は特に悔いることなく過ごしていたそうです。

自分ではなくブライアン・エプスタインの存在がビートルズの成功には不可欠だったと自覚してたんじゃないでしょうか。

彼の死を機に、手元の自伝読んでみようと思います。


そして新年早々のビッグニュース。ポールが今年4月に来日公演を行います。

ポール・マッカートニー 4月来日公演でビートルズ名曲解禁

元ビートルズのポール・マッカートニー(74)が12月31日、「第67回NHK紅白歌合戦」に“サプライズ出演”し、2年ぶり6度目の来日公演を行うことを発表した。世界ツアーの一環で、4月27、29、30日に東京ドームで開催される。同ツアーではビートルズ時代の名曲「ハード・デイズ・ナイト」を解散後初めて披露しており、「その時に会いましょう!」と呼び掛けた。(サンケイスポーツ)

「やあ、みなさん。ポール・マッカートニーです」。レジェンドの登場に、NHKホールが驚きの声で沸き上がった。

ロンドンからVTRで出演したポールは「出演されているアーティストのみなさんも素晴らしい時間を楽しんでください。そして、輝かしい新年を迎えてください」とあいさつ。続けて「実は2017年、日本に行く予定です。その時に会いましょう!」と発表した。

紅白には、宇多田ヒカル(33)がロンドンから生中継で出演しており、事前に現地入りしていたスタッフがコメントを収録したようだ。

6度目の来日公演は、東京ドームで4月27、29、30日に3公演行い、15万人を動員する。



私も紅白観てまして、ポールのVTRが突然流れてとても驚いたんですけど、今までよく情報が漏れませんでしたね。

ところで今回は東京ドームのみでの3回公演。

11年ぶりで、最後の来日公演かも知れないと思われた2013年に比べると2015年はチケットも購入しやすかったようですし、日本での需要は下降気味なんでしょうね。

人気が落ちてるというよりも、高額のチケット代に加えて何より、ドームという会場がコンサートには広すぎると思います。

外野席からだと豆粒にしか見えないし、会場の一体感もあまりないし。

ドームでのコンサートって、やる側としては「おおっー!」っていう感じなんでしょうけど、観る側としては「うーーん」という感じです。

文句言っても仕方がないんですけどね。


ポール来日のビッグニュースから始まった2017年が、ビートルズ・ファンにとっていい年になりますように!
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