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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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ジョンは裸になったのか?

2009/10/13 15:00|Please Please MeTB:0CM:12
もう過ぎてしまいましたが、10月9日はジョンの誕生日でした。

生きていれば69歳!

ポールやリンゴと違って、私の頭の中のジョンはいつも若いです。

思い出は年を取らないものですね。

9月9日にリマスターCDが発売されて1ヶ月が経ち、ちょっとしたビートルズ・フィーバーも落ち着いた感がありますが、そんなフィーバーの中で発売されて、買っておいて読まずにいた音楽雑誌を先日読んでいた時のことです。
The DIG

「THE DIG」という雑誌のビートルズCD特集だったのですが、デビューアルバム「Please Please Me」についてのコラムで、収録曲の「Twist And Shout」の録音の際にジョンが上半身裸になって気合いを入れて歌ったと書いてありました。

「Twist And Shout」録音時のエピソードは割とよく知られており、風邪気味だったジョンが枯れた声をのど飴で癒しながらレコーディングの最後に歌い、歌い終わった後はもう声が出なかったというものです。
3月22日 今日は何の日?

今回の雑誌ではそこに「上半身裸で気合いを入れて」が入っているのですが、ジョンが上半身裸になったというのは以前にもどこかで読んだことがあります。

しかし今回読んだ際に、ふと疑問に思いました。

本当に上半身裸で歌ったんだろうか?

この「上半身裸」のエピソードの確かな出処として、マーク・ルウィソーン著「ビートルズ/レコーディング・セッション」の中の、アシスタント・エンジニアのクリス・ニールの言葉があります。

「ジョンは上半身裸になって、あのものすごいヴォーカルを録ったんだ。」

本当なんでしょうか?

私はこのエピソードは創作ではないかと思います。

理由はいくつかあるのですが、まず、クリス・ニール以外に「上半身裸」のエピソードを語っている現場の人物がいません。

裸になるという突飛な行動なら、その場にいた多くの人々の印象に強く残っていると思うのですが、ポールもジョージもリンゴもジョージ・マーティンも、そしてその他の関係者の口からも「上半身裸」のエピソードを聞いたことがありません。

そして当時のレコーディング方法は後期のようにヴォーカル・パートのみを演奏とは別に録音する手法ではなく、楽器を演奏しながらの一発録りです。
つまりジョンは肩からギターをさげて、弾きながら歌ったはずです。
beatles recording

ギターを肩にかけるための紐をストラップというのですが、大抵は革製で、当時のジョンが使っていたものは肩に当たる部分が広くなっている仕様です。
john 9_4

私は昔 少しだけエレキ・ギターを弾いていたのですが、裸の肩にストラップをかけたらどんな感じがするか、想像してみました。

裸の肩に革製のストラップでギターをさげると、ストラップが肩に食い込むような感じではりついて、結構不快に感じると思います。
いつも裸で演奏して慣れていなければ、違和感のために演奏に集中しづらいでしょう。
締め切りの時刻が迫って失敗が許されない時に、わざわざそんなことをするでしょうかね。

そして最後の理由として。
とても単純なことなんですが、風邪気味で体調が悪い時に、わざわざ裸になりますか? 普通に考えて。

ジョンの「上半身裸」のエピソードは、おそらく渾身のレコーディングに尾ひれがついたものではないかと私は考えます。

後から作られたビートルズ伝説の1つではないでしょうか。

まあそんな伝説を楽しむのも、ビートルズの楽しみ方の1つですけどね。
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コメント
はじめまして。ハルと言います。いつも楽しく拝見させて頂いています。

僕も「上半身裸」については以前から「本当かな?」と思っていたのですが、ジェフ・エマリックの「ザ・ビートルズ・サウンド」にも以下の記述があります。

「彼(リチャード・ランガム)はビートルズの4人がランチタイムもそっちのけで演奏を続けた話や、その夜の終わり、冬の寒さを尻目に上半身裸になったレノンが、喉も裂けよとツイスト・アンド・シャウトを熱唱した話などでぼくらを楽しませてくれた。」

当時クリスから聞いたのをリチャードからと記憶違いしているかもしれませんし、長い時間の中で伝説がジェフの記憶をすり替えてしまった可能性もあるわけで、結局これだけでは本当のところは分からないのですけど、東京ヒルトンさんのおっしゃるように、たくさんの資料から色々想像を膨らませるのは楽しいですよね。

しかし、この日はスタジオでの撮影が行われなかったってのは歯がゆいですねぇ。僕が知る限り、62/9/4以降のスタジオでの撮影は、63/3/5のFrom Me To You録音時なのですが、アルバムの録音日が63/2/11、シングル「Please Please Me」がNMEで1位になったのが63/2/22ってことなので、アルバム録音より先に1位になってれば、撮影も計画されたのかなぁ・・・なんて思ったりしてしまいます。

ではでは、これからも楽しみしてます。
ハル #-|2009/10/14(水) 00:20 [ 編集 ]
ご訪問&コメントありがとうございます。

ジェフ・エマリックの本にはリチャード・ランガムの言葉として書かれているんですね。

マーク・ルウィソーンの著作によると、このレコーディングの正式なアシスタント・エンジニアはリチャード・ランガムで、クリス・ニールは偶然スタジオに立ち寄ったアシスタント・エンジニアなのだそうです。
同じアシスタント・エンジニアなのでエマリック(あるいはルウィソーン)の頭の中で記憶が混ざった可能性はありますね。

このエピソードが語られる時、ジョンが服を脱ぐまでの過程や脱いだ時の周囲の様子などは語られることがなく、いつも「ジョンが上半身裸になって」とさらりと書かれています。

このあたりからも、本当は誰もその様子を見ていないのではないかと思いますね。

東京ヒルトン #MaKh7gFU|2009/10/14(水) 15:54 [ 編集 ]
こんにちは。最近1stアルバムが好きなので、興味深い内容でした。(特にこの曲が一番好き)
汗で濡れた服を着ていると寒いから、脱いだ方がまだ暖かかったってことはないですかね…?? それにしてもメインボーカルが風邪気味だっていうのに録音やったんですね。驚きです。

今日 世界ふしぎ発見でビートルズ特集がありますね。どんな内容か楽しみです。
英語の熊太郎 #9fn0MV6o|2009/10/17(土) 17:51 [ 編集 ]
汗で濡れてたなら気持ち悪いでしょうけど、着替えなかったんでしょうかね。

「Twist And Shout」を歌う前にFab4はスタジオの食堂(カフェ?)に行って、そこでクッキーか何か食べながら話合いをしてるんですよね、確か。
ですから歌う前にスタジオで突然「汗かいて気持ちワリ~」って脱ぐのは不自然な気がするんですよ。

「世界ふしぎ発見」は私も見るつもりです!
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2009/10/17(土) 20:01 [ 編集 ]
こんにちは、
1つ前の記事と言い、今回の記事といい、創造、憶測、記憶している内容が楽しいですね。思わずふきだしました。同感します。
アメリカでも、beatles旋風はあり、いろいろな店頭、とくに本屋でグッズ、多分リパプールと同じ物、モノポリ、が売り出されていました。が、冷めるのも早く、gameのデモ機なんかはすぐに撤去されて、お試しができませんでした。
旋風は好いことですが、いつもオンタイムなファンにとってはちょっと切ないですね。
世界ふしぎ発見、ぜひ、you tubeで探して見たいです!
マテリアルワールド #-|2009/10/22(木) 17:47 [ 編集 ]
こんばんは。
初めて訪問させていただきました。

学生ですが、
クラスにも学年にも
ビートルズファンがいなくて
一緒に楽しんで話せる友達がいないんです´・ω・`

だからこういう場しかなくて…
これからも訪問させていただきます。

私の中の
ジョンもいつも若いです♪
ポール好き #-|2009/10/22(木) 20:50 [ 編集 ]
ビートルズのモノポりが売り出されていたなんて、すごいですね。
さすがに日本では雑誌の特集くらいで、関連グッズはみなかったです。

「世界ふしぎ発見!」はおおむね知っていた内容でしたが、よくまとまっていて楽しかったですよ。
東京ヒルトンホテルが完全になくなって新しいビルになっていた映像が寂しかったです。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2009/10/23(金) 08:48 [ 編集 ]
ご訪問&コメントありがとうございます。

そうなんですよねー。
今やビートルズで雑談できる機会ってそうそうないんですよね。
そのために立ち上げたブログですので、楽しんでもらえればうれしいです。

もっと更新が多ければいいんですが・・・(汗)
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2009/10/23(金) 08:51 [ 編集 ]
ビートルズ未発表曲 多数あります。
松川トニー #-|2009/10/28(水) 23:11 [ 編集 ]
ご訪問&コメントありがとうございます。

アンソロジー3作が出ましたけど、未発表音源はEMIにまだまだ沢山あるはずですよね。

ファンとしてはもっと聴きたい半面、作りかけとかボツの音源を聞かれたくないFab4の気持ちもわかりますし、複雑なところですねー。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2009/10/29(木) 08:45 [ 編集 ]
ブログ、少しずつさかのぼって読ませていただいてます。
スゴくおもしろいです!

「私もソレは違うんじゃないかな?」
とか、バンドのメンバーと当時のビートルズの事を想い描いたりします。

“上半身裸”のエピソードは私はココではじめて知りました。
おもしろいです^^

ツイスト・アンド・シャウトのあの声を聴いたら裸も想像できてしまうほどの声だけど
風邪なのに、ストラップもくい込むのに変ですね^^

私も読ませていただきながら声を出して笑ってしまいました。
プリーズ・プリーズ・ミーのアルバムは、吐息や汗まで見えてきそうな感じが大好きです。



LOVE&PEACE☆
Peace SR #-|2011/10/25(火) 12:24 [ 編集 ]
過去の記事に目を通していただいて、とてもうれしいです^^

最近は更新頻度も少なく、内容もニュースの感想や解説のことが多いんですが、昔は楽曲やエピソードの検証なんかも書いてたんです。

今後ともよろしくお願いします。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2011/10/27(木) 09:03 [ 編集 ]
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