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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
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アップルの中のポール

2013/02/14 15:47|書籍TB:0CM:0
さて「ビートルズ帝国 アップルの真実」を読んで、まずはポールについての感想です。

私が正しく認識していなかっただけで、詳しい方にとっては既知の内容も多いと思いますけども。


ブライアン・エプスタインの急死でビートルズのマネージャーが不在になり、アップルの経営悪化が顕著になった頃に、財務の専門家にアップルを任せようということになりまして、

その時にジョンとジョージとリンゴは、元ローリング・ストーンズのマネージャーとして知られるアレン・クラインを推し、ポールは恋人リンダの父である弁護士リー・イーストマンとその息子ジョン・イーストマン(リンダの兄)を推すわけですが、

原則的に多数決で物を決めるビートルズでしたから、ポールの意見は通らなかったわけです。

ポール以外の3人、特にジョンはポールの姻戚がアップルに入ってくることで、アップル内でのポールの発言権が増すことを嫌がったんですね。

で、ここでよく「アレン・クラインがビートルズの新マネージャーになった」と言われるんですが、厳密には違うんですよ。

アラン・クレインはジョン、ジョージ、リンゴと個々のマネージメント契約をしただけで、「ビートルズというバンド」のマネージャーになったわけではなかったんですよね。

そういわれてみればブライアン・エプスタインがビートルズのマネージャーになった時も、メンバーの4人が各々が契約書にサインをしており、「ビートルズ」というバンド単位で契約したわけじゃなかったと思います。

で、アップルにおいてポールだけが自分のマネージメント契約をイーストマン親子と交しまして、ビートルズはマネージャーの異なるメンバーが集まったバンドになったのでした。

グループで各々のメンバーが違うのは変なような気がするかも知れませんが、今日本で大人気のAKB48なんかもそうなんですよね。彼女達の事務所はバラバラですが、1つのグループとして活動しているわけです。

ビートルズの場合は「ビートルズというバンド」と「ビートルズのアップル」を同じと考えるから不思議な気がするわけです。

さてこのマネージャー問題。

この本の著者は取材を終えて、イーストマン親子に任せた方がアップルにとってよかったのではないかと書いていますが、それはその後の歴史を知っている今だから言えることかも知れません。


そしてアップルにおけるポールといえば、メリー・ホプキンのプロデュースがよく知られています。

メリー・ホプキンのデビュー曲「Those were the days」。


ポールの作曲ではないことは知っていましたが、もともとはロシアの歌謡曲だったそうです。

それを1966年にポールはナイトクラブで聴き、この曲を歌うのにふさわしい歌手をずっと探してたところ、1968年にメリー・ホプキンを知って彼女に歌わせようと思ったとのこと。

2年も前に聴いた他人の曲を頭の中にとどめて歌い手探しをしていたところなど、音楽そのものが大好きなポールらしいといいましょうか、思いつきで行動するタイプのジョンにはあり得ないことだと私は思いました。

ポールのプロデュースしたメリー・ホプキンのレコードはヒットしたんですが、ポールは1969年9月のレコーディングを最後にメリー・ホプキンのプロデューサーを降りてしまいます。

一般にはポールがポップな路線でプロデュースしようとしたのに対してメリー・ホプキンがフォーク路線を希望したため、両者の主張が折り合わなかったからだと言われていますが、音楽的志向の違いに加えて、マネージャー問題でビートルズとアップルに対する熱意を失ったポールが1969年9月のアルバム「アビー・ロード」リリース後にスコットランドの農場に引きこもってしまってアップルの事務所に姿を見せなくなったことも一因だったようです。

この頃のビートルズの活動を考える時、アップルの問題を抜きには語れないんですよね。『人気ブログランキング』へ
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