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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
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皆さん、よろしくお願いします。

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必見★「愛しのフリーダ」

2015/09/03 11:04|映画TB:0CM:2
遅ればせながら、映画「愛しのフリーダ」を観ました。
愛しのフリーダ

「愛しのフリーダ」は2013年公開の映画で、ビートルズの秘書として働いていたフリーダ・ケリーという女性の回想録なんですが、秘書といってもスケジュール管理などではなく、ファンクラブの運営をしていた女性です。

ビートルズ公認のこのファンクラブはNEMSの一部門として解散後の1972年まで続いたんですが、母体はデビュー前にファンが作った私設ファンクラブで、ビートルズのデビュー時にブライアン・エプスタインがNMSに雇い入れたものです。

フリーダはやり手のビジネスマンなどではなく、エプスタインに雇われた時、なんと17歳のただのファンでした。ただのファンの1人が突然ビートルズの側で働くことになり、解散後まで勤め上げたのです。
フリーダとリンゴ夫妻

ネタバレになるといけないので具体的な内容についてここでは書きませんが、とにかく心が温かくなる映画でした。

映画の中で印象的なのは、フリーダのファンとしてのぶれない姿勢。

NMSに雇われてからはビートルズの関係者となり、メンバーやその家族とも交流がある身内のような存在だったにもかかわらず、彼女は「私はビートルズのファンの1人で、大勢のファンの代表」という気持ちでファンクラブの活動を続け、けっして特権意識を持って振る舞ったりはしなかったようです。

フリーダいわく「自慢したいのを我慢していたの」だそうですが、一貫して「ファンの側」であり続けたその姿勢は本当にすがすがしく感じられます。

そして最も感銘したのは、デビュー前から解散後までビートルズの身近にいたという特別な経験をしたにもかかわらず、彼女が自分の人生を「特別」だと考えずに、ファンクラブ解散後は「普通の」人生を歩んだことです。

ファンクラブ解散後、彼女はビートルズに関係する活動は一切せず、普通の主婦・母としての人生を歩んだのです。

ビートルズの関係者には、ビートルズ解散後に本を出版したりマスコミの取材に応じるなどの活動をしている人が少なからずおり、特別な経験を誰かに言いたい気持ちや金銭的な事情など、ビートルズと特別な関係だったことを黙っているのは難しいものなんだろうと思います。

そのおかげで私たちはビートルズについてのさまざまな情報を知ることができるのですが、いっぽうビートルズとの思い出やビートルズのプライバシーを切り売りするその態度を快く思わない気持ちが、私にいくらかあるのも事実です。

その点、彼女はファンクラブ解散後、ビートルズとのかかわりをマスコミはもちろん、家族にもほとんど話さずに過ごしました(この映画に出てくるエピソードのほとんどは娘さんですら知らなかったことばかりだそうです)。

ビートルズにかかわったことで良くも悪くも後の人生が大きく変わってしまった人が多い中、彼女はビートルズという呪縛にとらわれずに、ビートルズと関係のないその後の「自分の人生」を歩みました。

それは「私は昔 ビートルズのファンだったし、今もビートルズのファンよ」と映画の中で彼女が言っているように、「私はただのファンの1人」という気持ちを持ち続けたからでしょう。

ビジネスというファクターを越えてビートルズに愛情を注いだブライアン・エプスタインが今でもファンから愛されているように、ビートルズへのファンとしての気持ちを純粋に持ち続けたフリーダは、とても愛すべき人に感じられます。

ビートルズととても親しい間柄にあったことも、人生の中での楽しい出来事の一つに過ぎず、人生でのその他の出来事と変わりない。

自分の人生を楽しそうに振り返りつつ謙虚な気持ちを持ち続ける彼女には、「愛しのフリーダ」という言葉が本当に似合います。


ビートルズファン必見の本当に心温まる映画です。

まだ観てないファンの方は、是非ご覧ください。


追記:以前にブログで「ブライアン・エプスタインのこと悪く言う証言を聞いたことがない」と書いたことがありますが、この映画の中では「かんしゃくもち」「悪名高い」とか結構手厳しい評価をされてました(笑)
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コメント
「愛しのフリーダ」私も1年半前位に、DVDを購入して観ました。その時感じたのは、利害を抜きにしたビートルズへの献身の心と高い倫理観。ファンレターの返信捏造で、スタッフ全員解雇とは、やった事の内容からも、なかなかと思われませんか?ロンドン進出に際してのリヴァプールに残る残らないのくだりも、父親との関係性などアメリカとは違うカルチャーを感じました。もしかしたら、僕のアメリカ観が間違っているのかも知れませんが。ビートルズ周辺の人々は、滅私奉公系の人が多く、身内に準ずるポジションで携わった人で暴露的動きをしたのは、H.ミルズぐらいではないでしょうか。あれ程のスターで、身内からのリークでゴタゴタが露見しないのも、特筆ものだと思います。まさに、リヴァプールマフィアとも言うべき人達が支えてきたんですね。B.エプスタインの死によりマフィア的構造が崩れ、解散に至る訳ですが、ビジネスマネージメント以外での彼の果す役割は生きていれば大きかったんじゃないでしょうか。フリーダは、ビートルズゆかりの品も無欲て欲しい人に与え、残る物でも金銭を得るつもりはないようです。すぐ一儲けを企む私とは人間の出来が違うようです。ブログの更新楽しみにしています。
milesmoto #-|2015/09/14(月) 21:24 [ 編集 ]
こちらこそ、ブログの更新が久しぶりで恐縮です。

フリーダの生真面目さとか勤勉さに、私は日本人に似た気質を感じました。フリーダと同じ年代の、ひと昔前の日本人像ですね。特典映像のアメリカでのフェスタの様子を見ていると、アメリカ人はフリーダの人柄に対して「驚嘆」しているようでしたが、私は「共感」が大きかったです。

この映画の中ではブライアン・エプスタインの存在の大きさも感じました。エプスタインが亡くなってFab4がセルフ・マネージメントするようになってから、周辺を含めてガタガタと崩れていきましたもんね。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2015/09/15(火) 09:00 [ 編集 ]
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