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Author:東京ヒルトン
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中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
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ジョージの北米ツアーは失敗だったのか?

2008/07/17 13:44|ジョージ・ハリスンTB:0CM:4
ジョージの1974年の北米ツアーといえば、ジョージ自身の声の不調や、原曲のイメージを変えた楽曲アレンジ、インド音楽のコーナーを中間に挟んだステージの構成などが原因で失敗に終わったというのが一般的なイメージだと思います。

さて振り返ってみると、1970年にビートルズ解散後、70年代に最初に最も輝いたFab4はジョンでもポールでもリンゴでもなく、ジョージだったんですよね。
1970年11月に発売した本格的な初のソロ・アルバムとなった「オール・シングス・マスト・パス」は、LP3枚組というボリュームにもかかわらず全米・全英のアルバムチャートで7週連続1位と大ヒットし、1971年1月発売の「マイ・スウィート・ロード」も全米・全英のシングルチャートで1位を獲得。
all things

1972年8月にはバングラデシ難民救済コンサートを開催して、ライブ盤は全米・全英アルバムチャートで1位を獲得して、1972年度グラミー賞のアルバム・オブ・ジ・イヤーにも選ばれました。
bangladesh.jpg

1973年発売の2枚目のソロ・アルバム「リビング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」もアルバムチャートで全米1位・全英2位となり、シングル「ギブ・ミー・ラブ」も全米1位を獲得。
material world

と、ホントに大活躍だったんです。
それがなぜか、1974年を境に下り坂になっていきました。

1975年肝炎のために入院。
肝炎のためにレコード制作が遅れ、契約していたA&Mレコードから違約金訴訟。
1976年「マイ・スウィート・ロード」盗作訴訟。
1977年パティと離婚。
などなど・・・

1974年の北米ツアーの失敗が下り坂の原因のすべてではないはずですが、状況が暗転した象徴的な出来事という印象です。

この北米ツアーの音源は正式に発売されていませんので、海賊盤で聴くしかありません。
私は2つの会場での音源を聴いたことがあるんですが、ジョージの歌い方がすごく投げやりに聴こえるんですよね。
北米ツアーが不評で失敗だったという後付けの先入観があるためかも知れませんが、ジョージがやけっぱちになっているように感じていました。
少なくとも楽しそうな印象ではなかったんです。

それが先日、YouTubeでジョージの北米ツアーの動画を見つけて驚きました。
画質も悪く、途中から音と映像はシンクロしてませんが、ステージに立っているジョージがとても楽しそうなんです。
3分30秒くらいからビリー・プレストンがステージの前に出てきて2人で踊るところなんか、子供みたいに無邪気です。
後半にはラビ・シャンカールをはじめインド音楽の奏者達もステージに集合し、民族を超えた音楽の祭典という趣きで、ジョージが目指していたツアーの姿を実感することができました。

George Harrison Live - 1974


1974年の北米ツアーが失敗であったという後世の評価が変わることはないと思いますが、リアルなジョージの姿を見て、北米ツアーについての私の意識は少し変わりました。
ジョージのやりたかったことは、ポールの“ロック・ショウ”のようなコンサートではなく、それ故に元ビートルズのロック・ショウを求める観客とのギャップが「失敗」という評価につながったのでしょう。
ビートルズの中でジョンポールの下で出来なかったことにチャレンジしたツアー、それが北米ツアーだったのだと思いますし、結果がどうあれ、ジョージは満足していたのではないかと今では思っています。

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コメント
東京ヒルトンさん はじめまして!
ダン・コレステさんのブログ経由でお邪魔しました。
私、大阪で THE BEATNOISE というトリビュートバンドでジョージ役をやっている者です。
ジョージを演っている立場から、この記事は大変興味深く拝見しました。
勝手ながら、私のブログにリンク貼らせていただきました。
これからも更新楽しみにしています!
モーリー #mbwhQQ6o|2008/07/17(木) 19:49 [ 編集 ]
ご訪問&コメントありがとうございます。
ダン・コレステさんのお知り合いですか。
私は楽器をしないので、演奏やハーモニーのことなどわからないことが沢山ありますから、また教えて頂ければうれしいです。
リンクありがとうございます。
こちらにも貼らせていただきますね。
これからもよろしくお願いします。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/07/18(金) 08:53 [ 編集 ]
僕もずっと、あのツアーは失敗だったと思っていたんですが、この文章を読んで少し気になり出しました。
そういえば、「Extra Texture」の内袋にあったジョージの写真(ツアーの時のものだったと記憶しています)もとても楽しそうでしたよね。僕のようなヒネたファンはどうしても減点主義的に観てしまいますが、ジョージの心情はそれだけではなかったのかも知れませんね。
そう思って「Dark Horse」を聴くと、今までとは違って聞こえてきます。
shirop #Kqp.go1E|2008/07/22(火) 23:06 [ 編集 ]
北米ツアーの頃からの数年は不調だった時期にみえるのですが、ジャケットの写真を含めてあの頃のジョージの写真なんかを見ると、結構ジョージは楽しそうなんですよね。
ジョージも少しヒネたところがあるので、世間が失敗と騒いでいるのを楽しむ心の余裕があったのかも知れません。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/07/23(水) 17:04 [ 編集 ]
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