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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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Please Please Meの嘘

2008/08/28 14:18|Please Please MeTB:0CM:4
ビートルズくらい歴史が長くなると、誰かが推測で語ったことや記憶違いで書いたことが、いつの間にか真実として伝承されてしまうことがあります。

有名な伝承の1つにセカンド・シングル「プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)」にまつわるエピソードがあります。

デビュー・シングル「ラブ・ミー・ドゥ(Love Me Do)」リリースの後、プロデューサーのジョージ・マーティンはビートルズのセカンド・シングルとして、プロのソング・ライターが作った楽曲「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット(How Do You Do It ?)」を用意していた。用意された楽曲を録音したビートルズだったが、オリジナルにこだわる彼らはアップ・テンポにアレンジし直した「プリーズ・プリーズ・ミー」を聴かせてジョージ・マーティンを納得させ、彼らのオリジナル曲「プリーズ・プリーズ・ミー」がセカンド・シングルになった。

というエピソードです。

このエピソードの出目はハンター・デイヴィスの著書「ビートルズ」らしいのですが、私は読んでいないので詳細は不明です。
しかし、このもっともらしいエピソードが事実ではないことが、今では明らかになっています。

まず、ビートルズがデビュー・シングル用に「ラブ・ミー・ドゥ」を初めてレコーディングしたのは1962年9月4日なんですが、実は「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」もこの日にレコーディングされているのです。「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」はセカンド・シングル候補ではなく、本当はデビュー・シングル候補だったんですね。
この日レコーディングされた「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」は、CD「アンソロジー1(Anthology 1)」に収録されています。

The Beatles - How Do You Do It


なおこの日の「ラブ・ミー・ドゥ」は「パスト・マスターズVol. 1(Past Masters Vol. 1)」に収録されています。

そして1週間後の9月11日に2回目のレコーディングが行なわれ、この時にレコーディングされた曲が「ラブ・ミー・ドゥ」と「ラブ・ミー・ドゥ」のB面になった「P.S.アイ・ラブ・ユー(P.S. I Love You)」と、そして「プリーズ・プリーズ・ミー」なのです。
つまり「プリーズ・プリーズ・ミー」はセカンド・シングル候補ではなく、もともとはデビュー・シングル候補だったわけです。

それでは、なぜデビュー・シングルが「プリーズ・プリーズ・ミー」ではなく「ラブ・ミー・ドゥ」になったのでしょうか。

「ラブ・ミー・ドゥ」よりも「プリーズ・プリーズ・ミー」の方がヒットしそうな曲ですし、実際に「ラブ・ミー・ドゥ」は全英チャート最高17位、「プリーズ・プリーズ・ミー」は全英チャート2位になっています。

この時の「プリーズ・プリーズ・ミー」がスロー・テンポで、ジョージ・マーティンが納得しなかったからだ、と、これもまた違います。
この時レコーディングされた「プリーズ・プリーズ・ミー」はCD「アンソロジー1」で聴けるのですが、すでにテンポはスローではなく、セカンド・シングルとしてリリースされたのと同じくアップ・テンポなのです。

The Beatles (Anthology 1) Please Please Me


それではなぜ「プリーズ・プリーズ・ミー」がデビュー・シングルにならなかったのでしょうか?

実のところ、答えは私にもわかりません(^ ^;
やはり完成度の問題でしょうかねえ。
「ラブ・ミー・ドゥ」は以前からのオリジナル曲で演奏慣れしていたようで、6月に行われたEMIのオーディションでもビートルズは演奏しています。
それに対して「プリーズ・プリーズ・ミー」は比較的新しい曲で、まだ仕上がりに満足できていなかったんじゃないでしょうか。

なおセカンド・シングルとしてリリースされた「プリーズ・プリーズ・ミー」が録音されたのは同年の11月26日、発売が1963年の1月11日。
「プリーズ・プリーズ・ミー」の完成までには、それだけの日数が必要だったということでしょう。

ビートルズのデビューがあと数か月遅かったら、デビュー・シングルは「プリーズ・プリーズ・ミー」になっていたかも知れませんね。

The Beatles - Please please me


それでは、スローだった「プリーズ・プリーズ・ミー」をアップ・テンポにしたというエピソードも間違いだったのかというと、これは事実のようです。

この件に関するジョージ・マーティンのインタビューをご紹介します。

Q:「プリーズ・プリーズ・ミー」の原曲はとてもスローであったものを、テンポを速めた、と聞いていますが、原曲のテンポはどのくらいだったのですか?

A(マーティン):「プリーズ・プリーズ・ミー」はビートルズが持ち込んだオリジナル曲のひとつだったが、どこか陰気で退屈な曲でね。ロイ・オービソン調をねらって書かれたもので、テンポは「ボン・ボボン、ボン・ボボン」という感じだった。まったく単調だったね。それで私は「よくない。ただし、スピードを倍に上げたら、なんとかなるかもしれない。テンポを上げれば、私も気に入るかもしれない」と言ったんだ。その後ビートルズがあのイントロのフレーズをつけ加え、私はハーモニカを加えるよう提案した。まさに大成功だったけれど、最初はたいへんだったんだ。

「プリーズ・プリーズ・ミー」は陰気で退屈な曲だったんだそうです(笑)
テンポが「ボン・ボボン、ボン・ボボン」なら、ちょうど「ラブ・ミー・ドゥ」くらいでしょうか。
9月11日のレコーディングではアップ・テンポになってますので、それ以前のエピソードなんでしょう。
ということは陰気で退屈なバージョンの「プリーズ・プリーズ・ミー」は結構前からあって、9月11日のレコーディングの直前にアップ・テンポにしたんでしょうかね。

う~ん、またまたビートルズ・ミステリー。

なお、このスローな「プリーズ・プリーズ・ミー」はEMIにも音源が残っていないようです。
残念ですね~。
どこかの倉庫から、ひょっこり出てこないかなあ。

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コメント
先日、子供の前でPlease please meを口ずさんでいたら、それって芋洗坂係長が替え歌していたよと歌ってくれました。エンタで披露したらしいですが、come onのところを我慢と言い換えて最高の出来栄えでした。
リズム感があってLove me doより好きな曲です。
Taichan #qZN0k/j.|2008/08/29(金) 00:00 [ 編集 ]
お笑いはあまり見ないので詳しくないんですが、芋洗坂係長はマイケル・ジャクソンの「Beat It」の替え歌を見たことがあります。
替え歌でお子さんがわかるくらいだから、「Please Please Me」の替え歌も面白いんでしょうね。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/08/29(金) 08:29 [ 編集 ]
単調なのにどうしてデビュー曲に選ばれたのかわからない、と
ジョンの前妻シンシアも著書の中で言っていましたね。
彼らのオリジナルにはもっといい曲がたくさんあったのに……って。
最終的にLove Me Doに決めたのがマーティンなのか4人なのか定かではありませんが
Please Please Meがボツになったのは、やっぱり完成度の点だと思います。
でも、コアなファンにとってはかえって未熟なギターの音がたまらない!
ジョンの弾けるヴォーカルにも健気さが感じられるし……
やっぱ名曲ですよね!                                                                     
GORICO #-|2008/09/01(月) 11:01 [ 編集 ]
ジョージ・マーティンは記事と同じインタビューの中で、ビートルズのデビュー曲を決めるにあたって、こんなコメントをしています。

Q:ビートルズのデビュー・シングルをプロデュースすることになったとき、彼らのレパートリーには‘I Saw Her Standing There’や‘Ask Me Why’などがあったのに、‘Love Me Do’というわりとシンプルなものを選曲された経緯についてお話いただければ、と思います。

A:ビートルズと最初に会ったとき、‘I Saw Her Standing There’を聴かされたことはなかったように思うね。いずれにしても、そのとき演奏された曲はどれもぱっとしなくて、‘Love Me Do’が「悪くない」という程度だった。あのハーモニカの部分が気に入ったんだ。耳に残って、印象的だと思ってね。ほかには‘P.S. I Love You’や‘One After 909’といった曲だけだった。

この発言から考えると、Fab4自身がデビュー曲候補を何曲か選んでジョージ・マーティンに披露して、そこからマーティンが決めたんでしょうかね。
東京ヒルトン #MaKh7gFU|2008/09/01(月) 13:13 [ 編集 ]
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