ちょうど、昨日ビートルズ好きの知り合い(僕のブログにリンクの貼ってあるワインセラピストさんです)となぜデビュー曲が『Love Me Do』だったのか、という話をしていました。
その時の結論は、その時点で一番良い曲がLove Me Doだったんだろうということです(スイマセン、当たり前で・・)
その後に連発するヒット曲や飛躍的な作曲能力を我々は知っている状態で話をしていますから、何でだろう?ということになりますが、その時は誰一人としてその後に才能が爆発するとは夢にも思っていないんですねー、ビートルズ本人でさえも。
デッカオーディションテープ等でももちろんオリジナルは演奏していますが、何か野暮ったい感じがする曲が多いです。
その中でLove Me Doは自信作であり、ブルージーな感じはしますが、何か光るものがある曲だったんでしょうね。
おっしゃるように、もっといい曲はなかったんでしょうね。
「Love Me Do」が名曲かについては賛否いろいろでしょうけれど、オリジナリティは高いと思いますよ。
なおデビュー曲を決めた時のことを聞かれたインタビューで、ジョージ・マーティンはこう回想しています。
(質問)ビートルズのデビュー・シングルをプロデュースすることになったとき、彼らのレパートリーには‘I Saw Her Standing There’や‘Ask Me Why’などがあったのに、‘Love Me Do’というわりとシンプルなものを選曲された経緯についてお話いただければ、と思います。
(マーティン)ビートルズと最初に会ったとき、‘I Saw Her Standing There’を聴かされたことはなかったように思うね。いずれにしても、そのとき演奏された曲はどれもぱっとしなくて、‘Love Me Do’が「悪くない」という程度だった。あのハーモニカの部分が気に入ったんだ。耳に残って、印象的だと思ってね。ほかには‘P.S. I Love You’や‘One After 909’といった曲だけだった。