私の心にはいつもビートルズがいます。 ファンの人とは共に楽しみ、ビートルズを知らない人には興味を持ってもらえる、そんなブログを目指しています。 コメント・相互リンクはお気軽にどうぞ!

ビートルズ・・・いつも心にビートルズ
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東京ヒルトン

Author:東京ヒルトン
ビートルズが大好きです。
中学生・高校生の頃は、クラスに1人や2人はビートルズのファンがいたものですが、最近は少なくなって、ビートルズのことで雑談できる機会もほとんどなくなりました。
そこでビートルズ談義のできる場を! とこのブログを立ち上げました。
皆さん、よろしくお願いします。

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ジョージはギターが下手なのか?

2008/06/12 09:58|ジョージ・ハリスンTB:0CM:4
ギターリストとしてのジョージ・ハリスンは、とかく厳しい目でみられます。

ジミー・ペイジ曰く
ジョージは冗談でギターを弾いているのかと思ったよ」
Jimmy Page

ジェフ・ベック曰く
ビートルズの素晴らしさは、最近やっとわかってきた。でも、リード・ギターだけはいただけない。俺が代わってやりたかったよ。」
Jeff Beck

さて、ジョージのギターは本当にそんなにひどいレベルなんでしょうか。
これはビートルズ・ファンがいくら言っても単なる身びいきと思われますので、客観的な資料をご紹介しましょう。

アメリカの音楽雑誌「Rolling Stone」誌が2003年に発表した「The 100 Greatest Guitarists of All Time」(全時代を通じてのスーパー・ギターリスト100人)です。
→The 100 Greatest Guitarists of All Time
rolling stone

100人全員をアップすると長くなるので、30位までをご紹介します。

1Jimi Hendrix
2 Duane Allman of the Allman Brothers Band
3 B.B. King
4 Eric Clapton
5 Robert Johnson
6 Chuck Berry
7 Stevie Ray Vaughan
8 Ry Cooder
9 Jimmy Page of Led Zeppelin
10 Keith Richards of the Rolling Stones
11Kirk Hammett of Metallica
12 Kurt Cobain of Nirvana
13 Jerry Garcia of the Grateful Dead
14 Jeff Beck
15 Carlos Santana
16 Johnny Ramone of the Ramones
17 Jack White of the White Stripes
18 John Frusciante of the Red Hot Chili Peppers
19 Richard Thompson
20 James Burton
21 George Harrison
22 Mike Bloomfield
23 Warren Haynes
24 The Edge of U2
25 Freddy King
26 Tom Morello of Rage Against the Machine and Audioslave
27 Mark Knopfler of Dire Straits
28 Stephen Stills
29 Ron Asheton of the Stooges
30 Buddy Guy

1位はジミ・ヘンドリクス。ジョージの親友エリック・クラプトンが4位、ジョージに対する辛口批評のジミー・ペイジは9位、ジェフ・ベックは14位とさすがの上位ですが、ジョージも21位にランキングされています。
よく知られたギターリストでジョージより下位の30位以下にランキングされているギターリストには、39位にQUEENのブライアン・メイ、55位にリッチー・ブラックモア、70位にエディ・ヴァン・ヘイレン、85位にランディ・ローズなど、そうそうたるメンバーがいます。
この集計はHR/HM系に辛口なのかな?

また、同誌は「The Twenty-Five Most Underrated Guitarists(最も過小評価されているギターリスト25人)」という特集も行っています。
→The Twenty-Five Most Underrated Guitarists

そしてこの順位では、

1. Prince
2. Kurt Cobain
3. Neil Young
4. George Harrison
5. Ace Frehley
6. Mike McCready
7. Lindsey Buckingham
8. Mick Taylor
9. Nels Cline
10. Johnny Greenwood
11. Tom Verlaine
12. Carrie Brownstein
13. Mick Jones
14. Robert Fripp
15. Johnny Marr
16. John Frusciante
17. Izzy Stradlin
18. Daniel Johns
19. Vernon Reid
20. Robbie Robertson
21. Mick Ronson
22. Billy Corgan
23. Elliott Smith
24. Eddie Hazel
25. Phil Keaggy

と、ジョージは4位にランクインしているのです。

歴代のスーパー・ギターリスト第21位、最も過小評価されている(もっと評価されていいはずの)ギターリスト第4位なのですから、ジョージは決して下手なギターリストではありません。
では何故ギターリストとしてのジョージへの風当たりがこんなに強いのかですが、主な理由は2つあると思います。

まず1つ目の理由として、いつの時代でジョージを評価するかだと思います。
スライド・ギター奏法を中心にギターリストとしてのジョージが確立したのはビートルズ解散直前であり、ビートルズのデビューから中期の頃にかけてのジョージのギターは、10代ですでに売れっ子セッション・ギタリストであったジミー・ペイジから「冗談で弾いている」と言われてしまうような拙いプレイが耳に付くことがあります。
実は私もこの頃については、ジョージよりもポールの方がギターがうまかったんじゃないかと思っています。

そしてギターリストとしてのジョージが過小評価されるもう1つの理由は、やはりビートルズという存在の大きさではないでしょうか。ビートルズが60年代の懐メロで終わる程度のバンドであったならば、ジョージのギターもそこそこのレベルでよかったのでしょうが、何しろロック史上に残る偉大なバンドだったのですから、それだけジョージのギターに対するまわりの目も厳しくなるというものでしょう。

いっぽう私の印象なんですが、当のジョージはまわりが言うほどギターの“上手い・下手”に対するこだわりはなかったんじゃないかと思います。
スーパー・ギターリスト1位のジミ・ヘンドリクスにしても、いわゆるイギリスの3大ギターリスト、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックにしても、彼らの曲にはギターをたっぷり聴かせるためのギター・ソロの部分が多いんですが、ジョージの曲って意外に間奏のギター・ソロが短いんですよ。
「いいギターだなあ。もっと聴きたいなあ」と思ったら、ぱっと終わっちゃうことが多いんですよね。

ビートルズジョンポールを間近にみていたジョージは、ギターのテクニックよりも楽曲そのものの良さを追求して、ソングライターとしてジョンポールと競いたかったんじゃないかと私は思います。

それでは1991年の日本公演から「Cheer Down」で、ジョージのスライド・ギターを楽しみましょう。

George Harrison - Cheer Down (Live in Japan) 1991


そしてもう1曲。ジョージの遺作「BRAINWASHED」から、
「ギターが上手いとか、下手だとか、そんなことどうでもいいじゃないか」とジョージの声が聞こえてきそうな「Marwa Blues」を聴きながらお別れです。

George Harrison – Marwa Blues


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ビートルズのハーモニーをコンサートでもう1度!

2008/06/07 17:11|ポール・マッカートニーTB:0CM:8
6月1日にリバプールで行われたポールのコンサートが、ネットでも話題になってますね。
簡単に記事をご紹介しておきます。

Paul liverpoolsound

6月1日22時50分(日本時間6月2日6時50分)、ポールがメイン・アクトして出演したリバプール「Liverpool Sound」が終演。リバプールはポールのステージに酔いしれた。
最初にステージでポールを紹介ししたのはイギリスの有名コメディアン、ピーター・ケイで、ポールは登場するやいなやビートルズがデビュー前からレパートリーにしていた‘Hippy Hippy Shake’でスタート! そして、‘Band On The Run’ではカバー・バージョンも発表していたフー・ファイターズのデイブ・グロールがギターで共演、続いての‘Back In The U.S.S.R.’ではニルバーナ時代を彷彿とさせるドラムをグロールが披露、ポール・バンドのドラマー、エイブとの豪華なツイン・ドラムとなった。ジョージのトリビュート‘Something’もおなじみのジョージのウクレレで演奏、さらには予定になかったジョンのトリビュート・メドレー‘A Day In The Life〜Give Peace A Chance’も披露。客席にはもちろんヨーコの姿も。ラストの‘I Saw Her Standing There’では再びグロールが参加し、大盛り上がりとなった。

曲目リスト
1. Hippy Hippy Shake
2. Jet
3. Drive My Car
4. Flaming Pie
5. Got to Get You Into My Life
6. Let Me Roll It
7. My Love
8. C Moon
9. The Long and Winding Road
10. Dance Tonight
11. Blackbird
12. Calico Skies
13. In Liverpool
14. I’ll Forrow The Sun
15. Eleanor Rigby
16. Something
17. Penny Lane
18. Band on the Run
19. Back in the U.S.S.R.
20. Live and Let Die
21. Let It Be
22. Hey Jude
23. Yesterday
24. A Day in the Life〜Give Peace A Chance
25. Lady Madonna
26. I Saw Her Standing There


コンサートを観るために日本から来たファンのために、ポール「コンニチワ!」「アリガトウ!」「オッス!」と日本語のM.C.も披露したそうです。

さて、ネットの記事などをみると、コンサートのオープニングがロックのスタンダード・ナンバーである「Hippy Hippy Shake」のカバーだったことも話題のようですが、最も話題になっているのが「A Day in the Life」を演奏したことのようです。
ご存知のとおり「A Day in the Life」は、アルバム「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」のラスト・ナンバーですね。

Paul McCartney - A Day in the Life〜Give Peace A Chance


1966年にビートルズがコンサート活動をやめた理由には、ツアーが精神的にも肉体的にもきつい、演奏をまともに聴いてもらえなくてモチベーションが保てない、などの他、曲作りが複雑になってコンサートの演奏で再現できなくなった、ということもあったようです。コンサートで演奏できない代表のような「A Day in the Life」が今回のコンサートで演奏されたことに、とても感慨深いものを感じました。
ビートルズが今も続いていたら、あんな曲やこんな曲もコンサートでやってくれたんじゃないだろうかと。

今回ポール「A Day in the Life」ジョンのパートを歌っていますが、ポールがコンサートでジョンの曲を歌うのは、これが初めてではありません。
18年前の1990年、やはりリバプールでのコンサートで、ポールはメドレーで「Strawberry Fields Forever〜Help!〜Give Peace A Chance」を歌っています。
ジョンへの追悼を捧げるというのは、故郷リバプールでのコンサートだけのスペシャルなのかも知れませんね。

Paul McCartney - Strawberry Fields Forever〜Help!〜Give Peace A Chance


この時もジョンのソロ・ナンバーである「Give Peace A Chance」を歌っています。
数あるジョンのソロ・ナンバーの中でどうして「Give Peace A Chance」を選んだんだろうと思っていましたが、きっと版権の問題が絡んでいるんでしょうね。
「Give Peace A Chance」のクレジットはLennon-McCartneyで、法的にはポールの共作ですから。

ところで、「A Day in the Life」ポールが歌うジョンのパートを聴いていて、私はふと思いました。
もう一度、ジョンポールのハーモニーは聴けないものでしょうか?
ジョンポールジョージ、3人のハーモニーは聴けないものでしょうか?

NHKの「紅白歌合戦」で平井堅が、VTRの坂本九とデュエットしたことがありましたよね。堀内孝雄がVTRの河島英五とデュエットしたことがありましたよね。
(NHKの映像はYouTubeに配信されてもすぐに削除されてしまうので、残念ながら動画をご紹介できません)

ポールのコンサートでもそういうことが出来ないでしょうかね?
賛否両論あると思いますが、私はポールがもう一度ジョンとハモるのを、ジョンジョージとハモるのを見たいし、聴きたいです。

ステージに立つポールのバックにジョンジョージの姿がパッと映り、彼らの歌声に合わせてポールが生で歌ったら、私は感激して身震いが止まらないと思います。

フレディ・マーキュリーが亡くなった後に、クイーン(QUEEN)がポール・ロジャース(Paul Rodgers)をボーカルに迎えてツアーを行ったことがありましたが、そのステージでこの手法を使っているんです。
私はこの映像を観た時に体がゾクゾクッと震えました。
「フレディはみんなの心の中で生きているんだ」と感動しました。
(蛇足ですが、ポール・ロジャースがちょっと滑稽に見えました(笑))

Bohemian Rhapsody - Queen + Paul Rodgers


この感動をビートルズでも体験したい!

技術的には十分可能だと思いますし、ヨーコやオリビアも協力してくれるんじゃないでしょうか。
あとはポールの気持ち次第だと思うんですけどねえ。

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謎のドラマーを探せ!

2008/06/02 16:12|Anthology 1TB:0CM:6
前回のエントリーでアルバム「BETLES FOR SALE」のレコーディングについて、

>レコーディングが始まったのがアメリカ・ツアー前の8月11日

と書きました。
アルバムとしてのレコーディングの初日は1964年8月11日で間違いないのですが、実はその日よりも早い時期にレコーディングが行われた曲が、アルバム収録曲のうち1曲だけあります。
その曲とは、アルバムのオープニング・ナンバー「No Reply」です。

No Reply – The Beatles


私の大好きな1曲なんですが、この曲のみ初めてのレコーディングが同年6月3日にされています。
ただしこの日のレコーディングはアルバム制作のためではなく、デモ・テープの作成のためでした。

もともと「No Reply」はアルバムのための新曲ではなく、トミー・クイックリー(Tommy Quickly)という歌手のためにジョンが作った曲だったのです。結局トミー・クイックリーによる「No Reply」は発売されず、ビートルズのアルバムのオープニング・ナンバーになったのですが、このあたりの事情は私も知りません。
ただ、そのためのデモ・テープの作成が6月3日に行われたということです。

デモなのでこの日の演奏が「BEATLES FOR SALE」に収録されたわけではありませんが、この音源は今ではアルバム「Anthology 1」で聴くことができます。

No Reply (Demo) – The Beatles


さて、この日のレコーディングには少し面白い裏事情があります。

翌日の6月4日に初めての世界ツアーに旅立ったビートルズなんですが、6月3日にリンゴが扁桃腺炎で入院してしまうというハプニングが起こったのです。
リンゴが翌日からのツアーに同行することが不可能となったため、プロデューサーのジョージ・マーティンリンゴの代役ドラマーとしてジミー・二コル(Jimmy Nicol)を急きょ呼び寄せ、6月3日にツアーのために6曲のリハーサルを行いました。
たった6曲のリハーサルでOKを出したところに、いかに緊急事態だったかがうかがえますね。

そしてこのリハーサルの後に先ほどの「No Reply」のセッションが行われているのですが、このセッションが行われたのはジミー・二コルが帰宅した後なのです。
ジミー・二コルはツアーのための代役なので、新曲のセッションには参加していないんですね。
jimmy nicol

ここに1つのミステリーが生まれます。
リンゴは扁桃腺炎で休んでいる。ジミー・二コルは帰宅。
その後に録音された「No Reply」のデモ。
さて、このドラムを叩いているのはいったい誰なのでしょう?

ここからは私の推測ですが、まず外部からのセッション・ドラマーではないと思います。
デモの音源を聴く限り、ジョンポールもとてもリラックスしてふざけながら演奏していますよね。
外部ミュージシャンが入っていたら、あんなにリラックスして演奏できないと思います。
それにこのデモは途中で演奏をやめてしまうんですが、演奏が終わる時にドラムもあっさり叩くのをやめています。
外部の人間だとビートルズに遠慮して、途中で演奏をやめる時ももう少し様子をうかがいながらやめるんじゃないでしょうか。

外部からのドラマーの参加がないとすると、選択肢は限られます。
ジョージ・マーティンはピアノは弾きますが、ドラムは叩けません。
ジョンは歌いながらギターをジャカジャカ弾いています。

Fab4の中でリンゴ以外にドラムが叩ける人物・・・そう、ポールしかいません
おそらくこのデモのドラムはポールが叩いているのだと思います。

じゃあ、このデモのベース・ギターは誰? となるのですが、このデモ・セッションに限ってはジョージがベースを弾いているのではないでしょうか。

ポールは1968年の「White Album」のレコーディングでは実際にドラムをばんばん叩いているのですから、1964年当時にデモ・セッションで叩くくらいの腕前があってもおかしくありません。
ジョージがベース・ギターを弾けるのかという疑問もありますが、ギターリストは簡単なベースのフレーズなら大抵弾けるものです。
少なくともジョージがドラムを叩くよりはベースを弾く方が現実的でしょう。
そこで、デモ音源をよく聴いてみてください。
ベース・ラインは単調でお世辞にもうまいとは言えず、ポールが弾いているとは思えません(ジョージなら納得)。
また、このデモ音源ではギターは1人しか弾いていないようです。

ジョン=ボーカル、ギター
ポール=コーラス、ドラム
ジョージ=ベース


これがこのデモ・セッションの担当で、おそらくいつもと違う役割分担がおかしくて、ジョンポールは笑ったりふざけたりしているんじゃないでしょうか。

ポールリンゴジョージ・マーティンにその日のことを尋ねればわかるのかも知れませんが、みんな覚えてないでしょうね。
何しろ44年前のある一日のほんのひと時のことですし、この日の数時間がミステリーとして後世に伝わるなんて、彼ら自身が想像もしてなかったでしょうからね。

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paul drums

「BEATLES FOR SALE」の「Mr.Moonlight」

2008/05/27 17:13|Beatles For SaleTB:0CM:12
Beatles_For_Sale.jpg

いつもブログを読ませていただいているbeatle001さんがご自身のブログで「想い出の『ビートルズ・フォー・セイル』」という記事を書いておられます。後追いファンの私にはわかりませんが、発売当初は「フォー・セール」ではなく「フォー・セイル」だったんでしょうか。
→beatleの「探検隊日記」

ブログの中でも書かれているように、ビートルズにとって4枚目のアルバム「BEATLE FOR SALE」は初期のアイドルからの脱皮の始まりを感じさせる過渡期的なアルバムで、ジョージ・マーティンのアレンジも前作「A HARD DAY’S NIGHT」の一発取りの雰囲気に比べて、かなり凝ったつくりになってきています。

しかし曲については前作のような疾走感あふれるロックが鳴りをひそめ、落ち着いたポップなものが多くなり、音もアコースティックな響きが耳に残るため、「BEATLES FOR SALE」ビートルズのアルバムの中では比較的地味な存在と認識されています。

“疾走感がなくなって落ち着いたアルバム”になったのは、当時のビートルズの状況を考えれば仕方がないというか、必然であったと思います。
イギリスでは1964年12月4日に発売された「BEATLES FOR SALE」は、非常にハードなスケジュールの合間をぬってレコーディングされているのです。

クリスマス商戦に合わせて12月にニュー・アルバムを発売するのは当初からの予定だったんですが、その年の6月5日からビートルズは初めての世界ツアーに出ており、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ、イギリスと回ったツアーが終わったのが11月10日でした。
ニュー・アルバム発売前の半年はツアー中心の生活だったわけですね。
1964boston.jpg

そして「BEATLES FOR SALE」のレコーディングが始まったのがアメリカ・ツアー前の8月11日で、8月14日に2回目のレコーディングをした後、8月19日からアメリカ・ツアーが始まっています。

9月20日にアメリカ・ツアーが終了して帰国すると、9月29日に3回目、9月30日に4回目、10月6日に5回目、10月8日に6回目のレコーディングを行い、10月9日からイギリス・ツアーを開始。ツアー中の10月26日に7回目のレコーディングを行い、この日が録音としては最終日になりました。

レコーディングのためにスタジオにこもったり、時には合宿までする近年とは違い、世界ツアーであちこち移動しながらのレコーディングだったのですから大変です。
おまけに40年以上前ですから、飛行機などによる移動も現代よりかなり時間がかかり、疲労の度合いも相当のものだったでしょう。

2年後にビートルズがコンサートをやめて、スタジオ作業だけに専念するようになった気持ちもわからないでもありませんね。

ツアーの合間であったため、曲作りに十分な時間が取れず、前作「A HARD DAY’S NIGHT」が全曲オリジナル曲であったのに対し、「BEATLES FOR SALE」はオリジナル8曲、カバー曲6曲という構成になりました。

しかし完成したアルバムの出来が悪いかというと、私はそうは思いません。B面(今はこういう言い方はしませんが)の印象が薄いのは事実ですが、A面については印象的な曲がそろっており、またジョンの個性が光っています。

「No Reply」の物語性のある歌詞と美しいメロディ、「I’m A Looser」の自己の内面を表現した歌詞、カバー曲「Rock And Roll Music」での軽快なボーカルなど、このアルバムのジョンは疲れ知らずの活躍ぶりをみせており、特にこのアルバムでは声の張りと艶が際立っています。

さて、その中でもジョンのシャウトがひときわ印象的なのが、「Mr. Moonlight」です。オリジナルは1962年のドクター・フィールグッド&ジ・インターンズなんですが、ジョンのボーカルのおかげで、「Twist And Shout」と同じくビートルズのオリジナル曲だと思っている人が多い曲です。

Mr. Moonlight - The Beatles


日本では1966年の武道館公演のドキュメンタリー番組の中でこの曲が効果的に使われたため、日本での認知度も高い曲です。
ビートルズの武道館公演のビデオは以前は公式に発売されていて、その中にこのドキュメントの映像も収録されていたんですが、かなり印象的なシーンでした。
Fab4が乗った黒塗りの車が夜明けの高速道路を走っている姿を後方からカメラが追いかけるんですが、しばらくシーンと無音が続き、そして突然、ジョン「ミスタァ〜〜アァアァア〜ムンラァ〜イッ」の絶叫が鳴り響くんですよ。
背中にドーンと雷が落ちたような衝撃でした。

ところでオリジナルはというと、やはりシャウトから始まるんですが、ジョンほど衝撃的ではありません。
オリジナルと聞き比べてもらえれば、ジョンのシャウトの強さを実感してもらえると思いますし、またコーラス・グループとしてのビートルズのハーモニーの美しさに気付かされます。

Mister Moonlight - Dr. feelgood and The Interns


さて、おまけ動画。
アメリカの「アニメ・ザ・ビートルズの中でビートルズ「Mr. Moonlight」を歌っているんですが、あれれ? ちょっと違うぞ・・・

Mr. Moonlight - Beatles Cartoon


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ブログ開設0.5周年

2008/05/26 13:44|Fab 4TB:0CM:14
このブログを始めてちょうど半年になりました。
始めた頃は続けられるかどうか自分でも自信がなく、最初の頃はアクセスもほとんどなかったため、「やめるなら今のうちかな」と思いながら続けていました。
続けていれば読んでくれる人もそのうち増えていくだろうと思っていたのもありますが、やはりビートルズのことを書くのが楽しかったから、続けられたんだと思います。

続けた、続けた、といってもたった半年なんで、もっと長く続けておられるブロガーの方を前にして恥ずかしい限りなんですが、最近このブログの読者になっていただいた方のために、この半年の中から「まだ読んでなければ是非どうぞ」とおすすめのエントリーを5つご紹介させていただきます。

ベスト10みたいなのが普通なんでしょうが、半年なので5篇を(笑)

Fab4storm.jpg


「Come Togetherの歌詞を読み解く(前篇)」
「Come Togetherの歌詞を読み解く(後篇)」
2008年1月29日、2月1日のエントリーです。
2つのエントリーなんですが、前後篇ですのでまとめて1つとしてご紹介します。
ビートルズの歌詞には意図がよく理解できない曲がいくつかあるんですが、その最たるものが「Come Together」ではないでしょうか。
おまけに意味深なので気になる(笑)
ジョン・レノン亡き今となっては永遠の謎ですが、もしジョンが生きていれば「こういう意味じゃないですか?」と、こそっと尋ねてみたいものです。

「徹底検証! YouTubeのビートルズ版「Now And Then」は本物か?!」
2008年1月12日のエントリーです。
ポールジョンの未発表音源に手を加えているという噂が以前からあり、2007年にひっそりとYouTubeにこの動画が配信されていたんですよね。
真偽の程はいまだに不明なんですが、解散して40年近く経った今でもこんなミステリーを楽しむことができるなんて、ビートルズ・ファンは幸せだと思いました。

「離婚訴訟からポール・マッカートニーを考える」
2008年2月11日のエントリーです。
ポールへザー・ミルズの離婚訴訟について書いたブログはとてもたくさんあるんですが、ほとんどが莫大な慰謝料ばかりに注目した内容です。
そしてポールに対しても、「若い女に目がくらんだから痛い目にあった」という視点での記事が目立ちました。
また、それまでの経緯をまとめた記事も見当たりませんでした。
そこで離婚訴訟を経時的にまとめて、ポールという人物をもう一度見直してみようと思ったのがこのエントリーです。
ポールのことを「おいしいとこ取り」「計算高い」という人がいますが、やはりポールは紳士だと私はあらためて思いました。

「ジョン・レノン 息子として父親として」
2008年4月21日のエントリーです。
ジョンという人物を母親との関係という視点から語ることはよくありますが、父親についての視点はあまりみかけません。
しかし人格形成という点で、父親の存在はとても大きかったと思うのです。
「母親との1対1の関係」から最初に子供が出会う他人・社会は「父親」です。
もう少しそのあたりを掘り下げて書ければよかったんですが、ちょっと物足りない内容に終わってしまったと自己反省しています。

「大晦日・新春特別企画 ビートルズで空耳アワー」
2007年12月31日のエントリーです。
ビートルズの空耳ソングをYouTubeから拾ってきただけのお気楽な内容なんですが、思いのほか好評でした。
ブログって硬軟織り交ぜた内容が求められているんだなあと思ったものです。


この他にもブログ主として思い入れの深いエントリーはいくつかあるんですが、キリがないのでこの5つとします。

こうして振り返ってみると、おすすめのエントリーは今年の1月頃が多いですね。
最近 力を抜いているつもりはないんですが・・・(*^_^*)

皆さんのご訪問とコメントが励みです。
次は1周年を目指して、お付き合いよろしくお願いします。

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